247

SPIKE WARS -チャプター12 オーバー・ザ・トップ/ナイキ『マジスタ・オーパス・プラスHG』(前編)-

越过制造商交叉计划计划第2

图标金子金子达仁 | 2016/07/24

拇指




〔CHAPTER12・オーバー・ザ・トップ(前編)〕


【登场人物】
听众(编辑部)
永井大师(永井秀树=东京威尔第1969 =)

Thumb         042











◆つぎに永井秀樹が試着するのはナイキの「マジスタ・オーパス・プラスHG」!!


──続きましてはナイキのマジスタ・オーパス・プラスHGをお願いします。えー重量は231グラム。メーカー希望小売り価格は2万2680円でございます。
永井大师「てか、最近のスパイクって、フツーに2万円超えがあるよね」

──まあ確かに、以前はアディダスとプーマの最高級モデルだけでしたもんねえ、その価格帯って。最近では、2万円超えどころか、定価で4万円近いスパイクも珍しくなくなってきましたが。
永井大师「メーカーの側からすると、それだけ最新の素材を使い、コストもかけて作ってるってことなんだろうけど、いまだに20年前から売られてるスパイクを愛用してる選手も少なからずいるっていうのが面白いとこだよね。これがクルマだったら、さすがに20年前のクルマともなると、古さは隠せないものだけど」

──このマジスタは、いわゆる“新しいスパイク”ですかね。
永井大师「おお、フィット感はいいねえ。足全体をすっぽり包み込んでくれてる感じがする。4・5点はあげられるな」

──いきなりの高得点が出ました。
永井大师「こういう言い方したらなんだけど、すごくスパイクっぽいスパイクだね」

──意味がわかりません(笑)。
永井大师「いやさ、率直にいって、ナイキのスパイクってどこかスパイクらしくないっていうか、はっきり言うとスパイクのことわかってねえな感が否めなかったわけよ、俺的には」

Thumb         270











永井大师「うわ、ナイキのスパイクもすげえ進化したんだっていうのがわかるよね」


──選手の評判が芳しくない時期、正直、ありましたもんね。
永井大师「履くと痛い、とかね(笑)。一昔前の話ではあるけれど、ナイキのスパイクに対してそういうイメージ持ってるベテラン選手、結構いると思うのよ。俺なんかはまさにそういう人間だったわけだけど、このマジスタを履いてみると、うわ、ナイキのスパイクもすげえ進化してたんだっていうのがわかるよね。なんじゃこれ、みたい違和感がどこにもないもん」

──では、マスター・ナガイが常に重視するカカトのホールド感はいかがでしょう。
永井大师「4点だね。悪くない。さっきのニューバランスはガツンと力付くで押さえつける感じだったけど、これは柔らかくホールドしてくれる感じ。俺としては断然こっちの方が好み」

──重さは、最近の軽量化の流れに逆行するような231グラムでございます。
永井大师「いいねえ。感覚的にはどんぴしゃ。やっぱり、スパイクはこれぐらいの重量感がないと、俺なんかはちょっと怖いよね。踏まれた時とか、ボールを強く蹴った時とか。ま、最近の若い選手からすると、重すぎるのかもしれないけどさ」

──ただ、マスター・ナガイのような大ベテランならいざ知らず、若い選手がスパイクを選択しようと思えば、まずスペックから見るしかないというか、重いスパイクと軽いスパイク、どちらかを選べと言われたらほとんどの選手が軽いスパイクを選ぶのではないでしょうか。そちらの方が疲れにくそうだし。
永井大师“我不能数字化它,因为它不是连续的,不像体重。我也从Tacchan(创始人K)那里询问我被踩到时的冲击......非洲马拉松选手有什么敢说的我不知道有什么情况可以选择沉重的鞋子,我不知道原因是什么,但是有些球员不管他们在42·195公里的运行中有多沉重,所以最多10公里我不需要太担心足球。“

Thumb         050











◆永井秀樹も納得の高評価。


──お言葉を返すようですが、これがスプリンターになると、みなさま軽量のスパイク・オンリーということになると思うのですが。
永井大师「お、そりゃそうだ。となると、結局はスパイクに何を求めるかってことになってくるよね。このスパイク・ウォーズも、漠然といろんなスパイク履くよりは、括りを作るっていうか、素材別とか重量別、あるいは価格別にやってみてもいいかもね」

──谢谢你的建设性意见。我会立刻转向执行。那么,握把呢?
永井大师「いやあ、いいわ。申し分なし。4・5点」

──申し分ないのに満点ではない(笑)。
永井大师「それは仕方がないよ。満点っていうのは、自分好みにカスタマイズしたスパイクじゃないと、なかなかつかない点数だと思う。デザインとか耐久性はともかくね」

──それをうかがうと、改めてミズノのモレリアの凄さを思い知らされます。マスター・ナガイはカカトのホールド感とグリップの2項目に5点をつけられました。
永井大师「あれ、そうだったっけ? ただ、このマジスタも相当いいよ。走りやすさも抜群。4点はつけられる」

──キックフィールについて。
永井大师「4点。十分に試合で使える、というか使いたいな、と思えるレベル」

──デザインは?
永井大师「ナイキにしちゃ地味だよね。4点。でも、そういうところがまたスパイクっぽくていいのよ。ぶっちゃけちゃっていい?」

──どうぞどうぞ。
永井大师「正直、ナイキって外観だけっていうか、デザインの力で売ってるんじゃないかなって思うところがあったんだけど、このマジスタ履いて驚きました。これ、中身で勝負してるスパイクだわ」

──おお! ナイキのAさんが聞いたら大喜びしそうなコメントですね。ちなみに耐久性は?
永井大师「そこもびっくり。試合遣いできるスパイクなのに、相当耐久性もありそう。4・5点。これなら2万円超えは高くないって言えるかも」

(以下次号へ/取材協力・東京ヴェルディ1969)