DDT勝俣瞬馬がハードコアマッチ開催!今だからこそファンに伝えたい思いとは?【5.9 DDT TV SHOW #2】
緊急事態宣言を受け、各スポーツ競技が試合を行えないなか、5月より毎週土曜日・無観客で「DDT TV SHOW」を開始したDDTプロレスリング。タイトルマッチを始めとする魅力的な対戦カードが、毎週惜しげもなく披露される予定だ。5月9日に行われる「DDT TV SHOW」のハードコアマッチに出場するのが、勝俣瞬馬選手。自ら動画編集を行いYouTuberとしても活動。個性的なキャラクターが多いDDTの中でも、セルフプロデュースに長けたレスラーの1人。大切な試合を前に話を聞いた。
大乐聪
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2020/05/07
――プロレスに興味を持ったキッカケから教えていただけますか?
勝俣:父がプロレス好きで、小さい頃、全日本女子プロレスとか連れて行ってもらっていたみたいです。幼すぎて記憶にはないんですけど。(笑) ただその時は、家にあった「キン肉マン」を読んだり、テレビでプロレスを見ていましたね。
そして小学5年の時、2014年1月4日さいたまスーパーアリーナに「ハッスル1」の観戦に行きました。出場メンバーが小川直也さんや橋本真也さん、そしてビル・ゴールドバーグやミル・マスカラスといった超豪華メンバー。その試合を観た時に「僕はプロレスラーになる」と夢を決めました。
その後は、国内や海外で活動している色々な団体の試合を見るようになりましたね。
――少し前、幼い頃の勝俣選手とアジャコングさんのツーショット、そして20年後のツーショット写真が話題になりましたが、それもお父さんと一緒に会場に行った時のものですか?
勝俣:そうです。それでアジャさんに写真の話をさせていただいたら「また、いつでも抱っこして上げるよ」と言っていただいて。
それで、さいたまスーパーアリーナ大会の時、アジャさんに抱っこしてもらった写真をツイートしたら、バズりました(笑)
――同じシチュエーションで撮った過去と現在の写真って、面白いですよね。
――勝俣選手は飛び技を多様しますが、元々スポーツの経験はありますか?
勝俣:僕は格闘技の経験はありませんが、中学でバスケットボール部に入っていました。でも幽霊部員で、父がバスケをしていたので、大人の中に交ざりバスケをしていました。それ以外のスポーツはしてないです。もともとの運動神経や体力測定の数値も、あまり良い方ではないですね。
――リング上の動きを見ていると、子供の頃から運動神経は良かったのかと思っていましたが?
勝俣:よく言われるんですけど、バク宙ができるようになったのも、DDTに入ってからですね。(笑)
実は、10代の頃にアマチュアプロレスというのをやっていました。これは学生プロレスを経験したOBの方達が、学生プロレスを辞めた後に、スポーツセンターの柔道場を借りて練習したり、無料の大会を開催するもので、17歳から参加させてもらいました。
正直、10代の頃は「将来プロレスラーになるから学歴は関係ない」という考えを持っていました、若かったので。(笑)
高校を中退した後にアマチュアプロレスに出会い、定期的にリングに上がっていましたが、翌年18歳でTAJIRIさんのSMASHに入団。
ここで半年くらい練習させてもらいましたが、その後はプロレスと距離を取ることになり、20歳になるまでは、夜勤の仕事をしながら日々過ごしていました。
そんなある時、仕事先に向かう途中で、ももクロさんの「CONTRADICTION」という曲を聴いて、歌詞に「夢」という言葉があったんですよ。
ふと「僕の夢ってプロレスラーになることだったなぁ…」と思いまして。20歳だし、もう一度プロレスラーになれるか挑戦してみて、ダメならキッパリ諦めようと思い、父に相談しました。
その時に父が、「ちょうど今、DDTが練習生を募集しているよ」と情報をくれまして、「入門テストなし練習生」の募集に応募しました。2013年1月のことです。
ウラノさんや大石さんなど、応援している選手がDDTに在籍していたこともあり、その後、入団に至りました。
――勝俣選手は、テストなしで入団したのですか?
勝俣:そうです。2013年2月のユニオンの新木場大会の時、企画に応募してきたメンバーの「顔合わせ」があると言われました。
12〜13名が集まり、控室で社長の高木三四郎さんに挨拶をしましたが、練習初日には12~13人いた練習生が半分に減っていました。(笑)
辞めた人は、親に言わず履歴書を送って、顔合わせのあと、練習日程などを知り反対されたんでしょうね。
練習初日、コーチに1人の練習生が駆け寄り、「家庭の事情で出来なくなりました。今までありがとうございました!」と言って、そのまま帰って行きました。(笑)
残ったメンバーが4名で、そのなかには、今は退団した宮武俊(みやたけ すぐる)もいましたが、その時のメンバーでいまも残っているのは僕だけです。
ーー若手主体の興行もありましたよね?
勝俣:「DNA」です。僕はDDTでデビューしてDNAに移籍しました。最初は若手興行だと思っていましたが、DNAで活動していくうちに「この団体を大きくしていくんだ」という気持ちが芽生えて、みんなで一致団結していましたね。
ーーリング上のコスチュームやトレーニングの際のシューズなど、こだわりの「GEAR(道具)」があれば教えて下さい。
勝俣:結構、僕はこだわりがないですね。試合前にやることはあるんですけど、何をするにでも、あまり決めつけないことが多いです。「これをしなくちゃいけない」ということはない。「こだわりがないのがこだわり」ですね。
例えば、ルーティンであったり「これをしなければいけない」ということを持つことによって、もししなかった時に自分が不安になるのが嫌なので、こだわりのアイテムを持っていたり、意識的に何かをすることはないです。
リングに上がる前に「今日も怪我なく試合が終わりますように」と手を合わせるくらいでしょうか。
ーー「こだわりがないのが、逆にこだわり」ですか。名言をいただきました。
ーー勝俣選手は、YouTuberとしても活動されていますよね。「原宿で自分のことを知っている人がいるのかどうかをインタビューする」という動画を拝見しました。
勝俣:僕、10代の頃からYouTubeが好きで見ているんですよ。見るだけじゃなくて作るという作業も好きなので、自分で動画編集しています。携帯で編集して、最後パソコンで仕上げます。 動画を上げた時の周りの反応が楽しいんですよ。きっと根っから楽しませるのが、好きなんですよね。
例えば、飲みに行ったとしても爪痕を残したいというか、みんなを楽しませたいという気持ちが出ちゃうんですよ。結果、飲みすぎてしまうことも少なくないんですけど(笑)
ーー勝俣選手は、「自己プロデュース」が出来るレスラーですよね?SNSを使うレスラーの方は多いですが、自ら動画編集も行い、情報を発信していく方はまだ少ないと思います。
勝俣:DDTは選手が多く、才能ある後輩も増えてきました。キャラが濃いレスラーが多い中で、いかに自分の存在感を出すか、それをどういうところで、どういう形で出すのか…。
もちろんリング上でも見せることは一番大切ですが、リング外でも出して発信していかないと、言い方が悪いかもしれませんが「忘れられてしまう」「埋もれていってしまう」という気持ちがあります。そう言った気持ちが、ハードコアやデスマッチ挑戦に向かっていくんですよね。
ーー5月9日にもクリス・ブルックス選手とハードコアマッチを行いますが、これまでもご経験されていらっしゃいますよね?
勝俣:昨年、ハードコアは何度かやらせてもらいました。初めてのハードコアは、2018年の「宮本裕向選手のEXTREME級選手権」に挑戦した時ですね。
僕は凶器として画鋲を使ったんです。めっちゃくちゃ痛くて試合にも敗れてしまいましたが、観客の皆さんの声が気持ち良くて「楽しいな」と思いました。「痛かったですけど、みんなが楽しんでくれるんだ」と感じ、普段の試合とは違う衝撃も受けましたね。
ーーDDTでハードコアやデスマッチを行うレスラーが少ないなか、勝俣選手の存在は個性的で目を惹きますよね?
勝俣:他のレスラーと違うことに挑戦して「埋もれないようにしないといけない」と考えています。僕はキャラが強いわけでもないですし、強さを前面に出しているレスラーでもない…。
そう考えた時、他のレスラーがやらないことをやることで認知度も上がります。 昨年の大日本プロレスと合同で開催した「年越しプロレス」や、蛍光灯デスマッチを行ったときもそうでした。
試合後に大日本プロレスのファンの方がサイン会に来てくれて、「大日本のリングに上がってください」とか「ファンになりました」と言ってくれたので、デスマッチをやって本当に良かったと思いました。
実は、4月に大日本さんのデスマッチに参戦する予定でしたが、今回のコロナウイルスの問題で流れてしまいました。
ーー この問題が終息したら、望んでいるファンの方も多いと思うので、ぜひ大日本プロレスのリングにも上がってもらいたいですね。
ーー 今回ハードコアマッチを行うクリス・ブルックス選手は、身長が196cm 87kg。体格的に不利かと思いますが、対策などはありますか?
ーー大型のダンプカーとぶつかる感じですよね?竹下選手が以前のインタビューで、石川修司(※身長195cm・体重130kg)選手と戦った時、「ラリアートを出している自分の肩が外れた」と話してくれました。
勝俣:以前、石川さんにコーナーポストのトップからミサイルキックをした、僕が弾かれるという経験をしました。技を出したあとに弾かれて、その上で受け身もしなければいけないという。(笑)
でも、返されることを考えていたら技を出すこともできないし、中途半端な技ではダメージも与えられない。むしろ、かえって自分がダメージを受けることになるので、技を出すときは躊躇せずに行くようにしています。
ーー現在、緊急事態宣言を受けて自粛傾向にある中、無観客試合を行うわけですが、レスラーとして伝えていきたいことはありますか?
勝俣:気持ちが落ちている人も多いと思うので、単純に「楽しんでもらいたい」です。
プロレスって自分たちが楽しまないと、お客さんも楽しんでくれないだろうと思っています。なので、まずは「自分が楽しむ」、そしてその姿を見た「お客さんに楽しんでもらう」という気持ちでリングに上がるようにしています。
僕は家で過ごすのが好きですけど、これだけ自粛期間が長いと、溜まるストレスも大きくなりますよね。そのストレスを、僕が代わりにリング上で爆発させるので、「その姿を見てお客さんに元気を出してもらえたら」という気持ちが強いです。ぜひ5月9日の試合に期待してください。
ーー最後に、ファンの方々に改めてメッセージをお願いします。
勝俣:今は大変な状況ですけど、いつも応援してくださるファンの方々、気持ちを落とさないように過ごして欲しいと思います。
気持ちが落ちると免疫力も落ちてしまいます。DDTは配信を行っているのでDDT UNIVERSEを観たり、僕のYouTubeだったりミクチャ(MixChannel)で生配信しているので、元気を出して貰いたいと思います。
5月から毎週土曜日「DDT TV SHOW」が始まったので、この放送を観ていただき、コロナウイルスが終息したら元気な姿で、会場で会いましょう。それまでは「うがい・手洗い」を忘れずに日々過ごしてください。
<信息>
クリス・ブルックス選手とハードコアマッチで対戦する勝俣瞬馬選手。この試合は「DDT TV SHOW!#2」で、5月9日(土)19:00より行われます。
ご観戦は動画配信サービス「DDT UNIVERSE」で中継致します。了解更多信息,DDT职业摔跤官方网站请看。
勝俣瞬馬のYouTube「勝俣瞬馬のHAPPEACE ch」
勝俣瞬馬Twitter
勝俣:父がプロレス好きで、小さい頃、全日本女子プロレスとか連れて行ってもらっていたみたいです。幼すぎて記憶にはないんですけど。(笑) ただその時は、家にあった「キン肉マン」を読んだり、テレビでプロレスを見ていましたね。
そして小学5年の時、2014年1月4日さいたまスーパーアリーナに「ハッスル1」の観戦に行きました。出場メンバーが小川直也さんや橋本真也さん、そしてビル・ゴールドバーグやミル・マスカラスといった超豪華メンバー。その試合を観た時に「僕はプロレスラーになる」と夢を決めました。
その後は、国内や海外で活動している色々な団体の試合を見るようになりましたね。
――少し前、幼い頃の勝俣選手とアジャコングさんのツーショット、そして20年後のツーショット写真が話題になりましたが、それもお父さんと一緒に会場に行った時のものですか?
勝俣:そうです。それでアジャさんに写真の話をさせていただいたら「また、いつでも抱っこして上げるよ」と言っていただいて。
それで、さいたまスーパーアリーナ大会の時、アジャさんに抱っこしてもらった写真をツイートしたら、バズりました(笑)
――同じシチュエーションで撮った過去と現在の写真って、面白いですよね。
――勝俣選手は飛び技を多様しますが、元々スポーツの経験はありますか?
勝俣:僕は格闘技の経験はありませんが、中学でバスケットボール部に入っていました。でも幽霊部員で、父がバスケをしていたので、大人の中に交ざりバスケをしていました。それ以外のスポーツはしてないです。もともとの運動神経や体力測定の数値も、あまり良い方ではないですね。
――リング上の動きを見ていると、子供の頃から運動神経は良かったのかと思っていましたが?
勝俣:よく言われるんですけど、バク宙ができるようになったのも、DDTに入ってからですね。(笑)
実は、10代の頃にアマチュアプロレスというのをやっていました。これは学生プロレスを経験したOBの方達が、学生プロレスを辞めた後に、スポーツセンターの柔道場を借りて練習したり、無料の大会を開催するもので、17歳から参加させてもらいました。
正直、10代の頃は「将来プロレスラーになるから学歴は関係ない」という考えを持っていました、若かったので。(笑)
高校を中退した後にアマチュアプロレスに出会い、定期的にリングに上がっていましたが、翌年18歳でTAJIRIさんのSMASHに入団。
ここで半年くらい練習させてもらいましたが、その後はプロレスと距離を取ることになり、20歳になるまでは、夜勤の仕事をしながら日々過ごしていました。
そんなある時、仕事先に向かう途中で、ももクロさんの「CONTRADICTION」という曲を聴いて、歌詞に「夢」という言葉があったんですよ。
ふと「僕の夢ってプロレスラーになることだったなぁ…」と思いまして。20歳だし、もう一度プロレスラーになれるか挑戦してみて、ダメならキッパリ諦めようと思い、父に相談しました。
その時に父が、「ちょうど今、DDTが練習生を募集しているよ」と情報をくれまして、「入門テストなし練習生」の募集に応募しました。2013年1月のことです。
ウラノさんや大石さんなど、応援している選手がDDTに在籍していたこともあり、その後、入団に至りました。
――勝俣選手は、テストなしで入団したのですか?
勝俣:そうです。2013年2月のユニオンの新木場大会の時、企画に応募してきたメンバーの「顔合わせ」があると言われました。
12〜13名が集まり、控室で社長の高木三四郎さんに挨拶をしましたが、練習初日には12~13人いた練習生が半分に減っていました。(笑)
辞めた人は、親に言わず履歴書を送って、顔合わせのあと、練習日程などを知り反対されたんでしょうね。
練習初日、コーチに1人の練習生が駆け寄り、「家庭の事情で出来なくなりました。今までありがとうございました!」と言って、そのまま帰って行きました。(笑)
残ったメンバーが4名で、そのなかには、今は退団した宮武俊(みやたけ すぐる)もいましたが、その時のメンバーでいまも残っているのは僕だけです。
ーー若手主体の興行もありましたよね?
勝俣:「DNA」です。僕はDDTでデビューしてDNAに移籍しました。最初は若手興行だと思っていましたが、DNAで活動していくうちに「この団体を大きくしていくんだ」という気持ちが芽生えて、みんなで一致団結していましたね。
ーーリング上のコスチュームやトレーニングの際のシューズなど、こだわりの「GEAR(道具)」があれば教えて下さい。
勝俣:結構、僕はこだわりがないですね。試合前にやることはあるんですけど、何をするにでも、あまり決めつけないことが多いです。「これをしなくちゃいけない」ということはない。「こだわりがないのがこだわり」ですね。
例えば、ルーティンであったり「これをしなければいけない」ということを持つことによって、もししなかった時に自分が不安になるのが嫌なので、こだわりのアイテムを持っていたり、意識的に何かをすることはないです。
リングに上がる前に「今日も怪我なく試合が終わりますように」と手を合わせるくらいでしょうか。
ーー「こだわりがないのが、逆にこだわり」ですか。名言をいただきました。
ーー勝俣選手は、YouTuberとしても活動されていますよね。「原宿で自分のことを知っている人がいるのかどうかをインタビューする」という動画を拝見しました。
勝俣:僕、10代の頃からYouTubeが好きで見ているんですよ。見るだけじゃなくて作るという作業も好きなので、自分で動画編集しています。携帯で編集して、最後パソコンで仕上げます。 動画を上げた時の周りの反応が楽しいんですよ。きっと根っから楽しませるのが、好きなんですよね。
例えば、飲みに行ったとしても爪痕を残したいというか、みんなを楽しませたいという気持ちが出ちゃうんですよ。結果、飲みすぎてしまうことも少なくないんですけど(笑)
ーー勝俣選手は、「自己プロデュース」が出来るレスラーですよね?SNSを使うレスラーの方は多いですが、自ら動画編集も行い、情報を発信していく方はまだ少ないと思います。
勝俣:DDTは選手が多く、才能ある後輩も増えてきました。キャラが濃いレスラーが多い中で、いかに自分の存在感を出すか、それをどういうところで、どういう形で出すのか…。
もちろんリング上でも見せることは一番大切ですが、リング外でも出して発信していかないと、言い方が悪いかもしれませんが「忘れられてしまう」「埋もれていってしまう」という気持ちがあります。そう言った気持ちが、ハードコアやデスマッチ挑戦に向かっていくんですよね。
ーー5月9日にもクリス・ブルックス選手とハードコアマッチを行いますが、これまでもご経験されていらっしゃいますよね?
勝俣:昨年、ハードコアは何度かやらせてもらいました。初めてのハードコアは、2018年の「宮本裕向選手のEXTREME級選手権」に挑戦した時ですね。
僕は凶器として画鋲を使ったんです。めっちゃくちゃ痛くて試合にも敗れてしまいましたが、観客の皆さんの声が気持ち良くて「楽しいな」と思いました。「痛かったですけど、みんなが楽しんでくれるんだ」と感じ、普段の試合とは違う衝撃も受けましたね。
ーーDDTでハードコアやデスマッチを行うレスラーが少ないなか、勝俣選手の存在は個性的で目を惹きますよね?
勝俣:他のレスラーと違うことに挑戦して「埋もれないようにしないといけない」と考えています。僕はキャラが強いわけでもないですし、強さを前面に出しているレスラーでもない…。
そう考えた時、他のレスラーがやらないことをやることで認知度も上がります。 昨年の大日本プロレスと合同で開催した「年越しプロレス」や、蛍光灯デスマッチを行ったときもそうでした。
試合後に大日本プロレスのファンの方がサイン会に来てくれて、「大日本のリングに上がってください」とか「ファンになりました」と言ってくれたので、デスマッチをやって本当に良かったと思いました。
実は、4月に大日本さんのデスマッチに参戦する予定でしたが、今回のコロナウイルスの問題で流れてしまいました。
ーー この問題が終息したら、望んでいるファンの方も多いと思うので、ぜひ大日本プロレスのリングにも上がってもらいたいですね。
ーー 今回ハードコアマッチを行うクリス・ブルックス選手は、身長が196cm 87kg。体格的に不利かと思いますが、対策などはありますか?
勝俣:DDTの選手は、基本的に僕(※勝俣選手は身長167cm・体重75kg)より大きい人がほとんどなので、体格を意識することはないです。
もちろん対策を考えて挑みますが、DNA時代には樋口和貞(※身長185cm・体重105kg)と何度も対戦しました。
以前は納谷幸男(※身長201cm・体重130kg)さんとも戦っているので、体格的なところで恐怖心はないですね。納谷さんよりもクリスは細身なので、対策は立てやすいと思います。
もちろん対策を考えて挑みますが、DNA時代には樋口和貞(※身長185cm・体重105kg)と何度も対戦しました。
以前は納谷幸男(※身長201cm・体重130kg)さんとも戦っているので、体格的なところで恐怖心はないですね。納谷さんよりもクリスは細身なので、対策は立てやすいと思います。
ーー大型のダンプカーとぶつかる感じですよね?竹下選手が以前のインタビューで、石川修司(※身長195cm・体重130kg)選手と戦った時、「ラリアートを出している自分の肩が外れた」と話してくれました。
勝俣:以前、石川さんにコーナーポストのトップからミサイルキックをした、僕が弾かれるという経験をしました。技を出したあとに弾かれて、その上で受け身もしなければいけないという。(笑)
でも、返されることを考えていたら技を出すこともできないし、中途半端な技ではダメージも与えられない。むしろ、かえって自分がダメージを受けることになるので、技を出すときは躊躇せずに行くようにしています。
ーー現在、緊急事態宣言を受けて自粛傾向にある中、無観客試合を行うわけですが、レスラーとして伝えていきたいことはありますか?
勝俣:気持ちが落ちている人も多いと思うので、単純に「楽しんでもらいたい」です。
プロレスって自分たちが楽しまないと、お客さんも楽しんでくれないだろうと思っています。なので、まずは「自分が楽しむ」、そしてその姿を見た「お客さんに楽しんでもらう」という気持ちでリングに上がるようにしています。
僕は家で過ごすのが好きですけど、これだけ自粛期間が長いと、溜まるストレスも大きくなりますよね。そのストレスを、僕が代わりにリング上で爆発させるので、「その姿を見てお客さんに元気を出してもらえたら」という気持ちが強いです。ぜひ5月9日の試合に期待してください。
ーー最後に、ファンの方々に改めてメッセージをお願いします。
勝俣:今は大変な状況ですけど、いつも応援してくださるファンの方々、気持ちを落とさないように過ごして欲しいと思います。
気持ちが落ちると免疫力も落ちてしまいます。DDTは配信を行っているのでDDT UNIVERSEを観たり、僕のYouTubeだったりミクチャ(MixChannel)で生配信しているので、元気を出して貰いたいと思います。
5月から毎週土曜日「DDT TV SHOW」が始まったので、この放送を観ていただき、コロナウイルスが終息したら元気な姿で、会場で会いましょう。それまでは「うがい・手洗い」を忘れずに日々過ごしてください。
<信息>
クリス・ブルックス選手とハードコアマッチで対戦する勝俣瞬馬選手。この試合は「DDT TV SHOW!#2」で、5月9日(土)19:00より行われます。
ご観戦は動画配信サービス「DDT UNIVERSE」で中継致します。了解更多信息,DDT职业摔跤官方网站请看。
勝俣瞬馬のYouTube「勝俣瞬馬のHAPPEACE ch」
勝俣瞬馬Twitter