我会开始一件新事物。
スポーツライター金子達仁が、やらなかったことを、やれなかったことを、やろうとさえ思わなかったことを、やってみることにした、世界初、日本発のスパイク専門サイト「KING GEAR」がついにリリース。
金子达仁
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2016/05/13
フリーのスポーツライターになってから20年。やらなかったことを、やれなかったことを、やろうとさえ思わなかったことを、やってみることにしました。
スポーツにおける、もう一つの主役にフォーカスするメディアです。
アイルトン・セナは、永遠に語り継がれるF1の伝説です。でも、天才の呼び名をほしいままにした彼でさえ、自分一人の力で勝ったわけではない。 マシンのポテンシャルが低ければ、セナだって勝てなかった。だから、彼のドライビングにまつわるものと同じぐらい、ホンダのエンジニアリングに関する記事も世の中に出た。
アイルトン・セナ:重要なのは勝つこと。全てにおいてそして常にだ。参加することに意義がある、なんていうのはデマに過ぎない。
なぜ同じことが、他のスポーツでは起きないのでしょう。
中にはまったくこだわりのない人もいるようですが、多くのサッカー・プレイヤーにとって、スパイクは、命です。最高のスパイクが素晴らしいゴールを生むことがあれば、フィットしなかったスパイクが己とチームの運命を暗転させてしまうこともあります。
ジーコ:真新しいスパイクを履いてみると、自分に不可能なプレーはないように思われました。私にとってスパイクは、魔法の靴だったのです。
でも、これまでにスパイク──ギアが主役として取り上げられた記事は、わたしの知る限り、皆無でした。
だから、やってみます。
たとえば、オーソドックスに、トッププレーヤーの履いてきた、履いている、履きたい、忘れられないスパイクについてのインタビュー。
たとえば、ちょっと奇をてらって、マラソンランナーにいろんなスパイクを履いてもらい、10キロ走っても一番つかれにくいスパイクを選んでもらう。
たとえば、大会に出場する全チーム、全選手の履いているスパイクを調べ、データ化とかしてみる。高校サッカーからワールドカップにいたるまで、片っ端からやってみる。
たとえば、年間最優秀スパイク──ギア・オブ・ザ・イヤーを決めてみたりする。
CAR OF THE YEAR:2015
実は、東京マラソンに出場し、ゴールした全ランナーのシューズを調べ、「サブ3ランナーにおけるシェア№1モデルは?」とか、プロ野球でゴールデングラブ賞を獲得した選手のグローブを徹底解析する、とか、他の競技でもやりたいことが山ほどあります。
でも、まずはサッカーから。 新しいこと、やってみます。