【解说】清冈光太郎同赛连夺“男子摔跤65公斤级自由泳”金牌
レスリング男子フリースタイル65kg級の決勝が現地時間8月11日に行われ、清岡幸太郎選手がイランのラーマン・アムザードハリリ選手に勝利し、金メダルを獲得した。※トップ画像出典 / Getty Images
オリンピックデビュー戦の1回戦で、モルドバ代表マクシム・サクルタン選手を10対0のテクニカルスペリオリティ勝ちで退けた清岡選手は、プエルトリコのセバスティアン・シー・リベラ選手との準々決勝も8対6と競り勝ち、モンゴルのトゥルガ・トゥムル・オチル選手と決勝進出をかけた戦いへ。序盤に消極的なプレーによるペナルティで1ポイントを失うものの、後半では得意のタックルから逆転を奪い決勝進出を決めた。
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決勝の舞台でも、前半2分頃に相手に1ポイント選手されながらも、前半終了間際にタックルをきっかけに、相手連続で回転させる得意技のリンクルでポイントを奪い、10対1と大きくリード。後半の相手の反撃を2ポイントのみで凌ぎ、10対3のスコアで金メダル獲得を決めた。
<パリ五輪の戦績>
1回戦:マクシム・サクルタン/○10-0
2回戦:セバスティアン・シー・リベラ/○8-6
準決勝:トゥルガ・トゥムル・オチル/○5-1
決勝:ラーマン・アムザードハリリ/○10-3
<概要>
2001年生まれ、高知県出身の清岡選手は、レスリング女子フリースタイル57kg級で金メダルを獲得した櫻井つぐみ選手の父が主宰する高知レスリングクラブで競技をスタート。櫻井選手とは幼馴染の関係だ。
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大学3年次に65kg級に階級を変えると、3年次、4年次と全日本学生選手権を2連覇。2023年に行われた4年次の大学選手権では、東京2020の金メダリスト乙黒拓斗選手を準決勝で破るなどして優勝。2024年のパリ五輪アジア予選も制し、初めての五輪の切符を手に入れた。パリ五輪では、得意のリンクルを炸裂させて金メダル。日本が同階級で金メダルを獲得するのは、前回の乙黒選手に続いて2大会連続となった。