埼玉西武ライオンズドラフト2位 /【渡部聖弥(わたなべせいや)】大阪商業大学
埼玉西武ライオンズはドラフト2位で大阪商業大学の渡部聖弥選手を指名した。※イラスト/vaguely
轮廓
名前:渡部聖弥(わたなべ・せいや)
生年月日:2002年8月31日(22歳)
出身:広島県
ポジション:内野手・外野手
投打:右投げ右打ち
身長/体重:177cm/88kg
経歴:府中市立南小(府中南少年野球クラブ) ー 府中市立第一中(府中野球クラブ) ー 広陵高校 ー大阪商業大
球歴
広島県府中市出身の渡部聖弥は、府中市立南小学校1年生の時に軟式野球部に入部し、野球に没頭していくこととなる。
府中一中学校に進んだ渡部は府中野球クラブに加わり、投手、遊撃手、捕手の3つのポジションを担うなど、現在に通じる器用な一面を発揮し、チームの中心選手として活躍を見せた。
イラスト/vaguely
高校での活躍
県内屈指の強豪校である広陵高校に進学した渡部は、本格的に硬式野球に取り組んで間もない中でも才能を発揮し、厳しいポジション争いを勝ち抜いて1年生の秋に三塁手のレギュラーを掴むと、中国大会の制覇に貢献した。
翌2019年春には、楽天への入団が決まった同級生の宗山塁と三遊間を組んで選抜甲子園に出場したが、青森県代表の八戸学院光星高校に0対2で屈して初戦敗退。続く2年生の時は春夏いずれも県大会で敗れ、涙を飲んだ。渡部にとって最終学年の2020年はコロナ禍の影響により大会中止になったため、甲子園の出場は1年次の1度のみ終わったが、高校3年間で30本塁打の長打力や、走攻守の揃ったプレースタイルは多くのスカウトから注目を集めることとなった。
大学での活躍
大阪商業大学に入学した渡部は、1年生の春に外野のレギュラーポジションを掴むと、すぐさまその実力を発揮し、リーグの新人王にあたる平古場賞を獲得した。2年生の春には左右に巧みに打ち分けるバッティングにさらに磨きをかけて首位打者を獲得。秋のシーズンはリーグ新記録の5本塁打を放った。
4年間で通算119の安打を積み上げた渡部は、2024年秋のリーグ戦で14人目の通算100安打も達成した。
また1年生の春から外野手として起用され、大学時代に4度のベストナインを獲得した渡部だが、プロ入りを懸けた2024年シーズンには三塁手に転向。安定した活躍で、春のリーグ戦では三塁手としてもベストナインを獲得している。
なお大阪商業大の3年次、4年次には大学日本代表にも選出され、宗山塁(明治大→楽天)、西川史礁(青山学院大→ロッテ)らと共にチームを支え、ドラフト1位の彼らに引けを取らない打撃力を見せつけた。
走攻守の全てにおいて高いレベルの実力を持ち、一時はドラフト1位候補と言われたほど。1年目からの活躍が期待される選手の1人だ。
出場成績
甲子園
2019年春(2年生):2試合(打率.200(5打数1安打)/0本塁打/3打点)
大阪商業大時代の成績(関西六大学野球連盟)
2021年春:10試合(打率.351/37打数13安打/0本塁打/3打点/2盗塁)
2021年秋:10試合(打率.235/34打数8安打/ 0本塁打/7打点/2盗塁)
2022年春:8試合(打率.394/33打数13安打/1本塁打/3打点/2盗塁)
2022年秋:11試合(打率.447/47打数21安打/5本塁打/3打点/2盗塁)
2023年春:11試合(打率.293/41打数12安打/0本塁打/3打点/2盗塁)
2023年秋:13試合(打率.407/54打数22安打/ 1本塁打/3打点/2盗塁)
2024年春:10試合(打率.220/41打数9安打/1本塁打/3打点/2盗塁)
2024年秋:12試合(打率.438(48打数21安打) 1本塁打 3打点 2盗塁)
通算:85試合(打率.355/335打数/119安打/9本塁打/65打点/13盗塁)
獲得タイトル
2024年秋:最優秀選手賞
2022年春/2024年秋:首位打者
2021年春:平古場賞(新人賞)
ベストナイン(外野手):2021年春/2022年春・秋/2023年秋
ベストナイン(三塁手):2024年秋
2022年春・秋/2024年秋:担当記者クラブ賞
2022年秋/2024年秋:特別賞
全国大会
2021年
全日本選手権:2試合(打率.429/7打数3安打/0本塁打/0打点/0盗塁)
2022年
全日本選手権:3試合(打率.333/12打数4安打/0本塁打/0打点/0盗塁)
明治神宮大会:2試合(打率.429/7打数3安打/0本塁打/0打点/0盗塁)
2023年
全日本選手権:3試合(打率.667/12打数8安打/1本塁打/1打点/0盗塁)
明治神宮大会:1試合(打率.500/4打数2安打/0本塁打/0打点 0盗塁)
2024年
全日本選手権:2試合(打率.250/8打数2安打/0本塁打/0打点/1盗塁)
通算:13試合(打率. 440/50打数22安打/1本塁打/6打点/1盗塁)
大学日本代表
2023年(日米野球):4試合(打率.222/9打数2安打/1本塁打 2打点/0盗塁)
2024年(プラハ):4試合(打率.375/16打数6安打/0本塁打 3打点/1盗塁)
2024年(ハーレム):7試合(打率.250/28打数7安打/ 0本塁打/6打点/1盗塁)
通算:15試合(打率.283/53打数15安打/1本塁打/13打点/2盗塁)
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年11月現在)