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ピックルボールで世界一を目指す船水雄太、「ヨーラ」日本人初ブランドアンバサダーに就任

2024年1月に単身渡米。本場のアメリカでピックルボールを磨き、世界一を目指している船水雄太選手がピックルボールブランド「ヨーラ(JOOLA)」の日本人初ブランドアンバサダーに就任した。世界チャンピオンをはじめ、名だたる選手がいるヨーラファミリーの仲間入りを果たし、会見では「ヨーラ」の魅力、渡米してからの生活やアメリカのピックルボール事情、また来年の目標について話してくれた。※トップ画:撮影/松川李香(ヒゲ企画)

图标图片 9605 1 1高桥奈奈 | 2024/12/24

ピックルボールの魅力と急成長、注目のブランド「ヨーラ」の躍進

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撮影/松川李香(ヒゲ企画)

ピックルボールは、テニス、バドミントン、卓球の要素を組み合わせたラケットスポーツで、バドミントンのコートサイズで、卓球ラケットより少し大きい「パドル」と呼ばれる道具を使い、プラスチック製のボールを打ち合う競技である。アメリカ発祥のこのスポーツは、現在アジアやヨーロッパでも急速に人気を集めており、アメリカではプロリーグが設立され、競技人口は約1360万人にも達していると言われている。

そんなピックルボールの世界で、高い品質と性能で注目されているブランドが「ヨーラ(JOOLA)」だ。ヨーラは、1952年にドイツで卓球ブランドとして創業し、2022年にピックルボールに参入した。現在では、名だたるトップ選手たちが契約し、競技人口の急増とともにその名声を高めている。

就任に喜び!世界チャンピオンを目指す決意と共に

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撮影/松川李香(ヒゲ企画)

ピックルボールの本場アメリカで世界チャンピオンを目指している船水雄太選手が「ヨーラ(JOOLA)」の日本人初のブランドアンバサダーに就任したことが発表された。就任会見には、船水選手、ヨーラ・ジャパン株式会社代表取締役 久保真道氏、 そして船水選手を支援するビジョナル株式会社代表取締役社長 南壮一郎氏が登壇。

船水選手はアンバサダー就任にあたり「世界チャンピオンをはじめ、名だたる選手がいるヨーラの一員になれて嬉しい気持ちでいっぱいです。それとともに、アジア人として日本人として、もっと良い結果を残していかないといけないと身が引き締まる思いです」と喜びと意気込みを表明した。

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撮影/松川李香(ヒゲ企画)

また新しいユニフォーム姿でパドルを見せ、「憧れの強い選手が着ていたヨーラをまとってプレーするのは責任が増した気分です」と胸中を明かした。

アンバサダー就任前から「ヨーラ」のパドルを使用しており、回転・トップスピンが非常によくかかる点と、コントロールのバランスが非常に良い点を評価していた。バックグラウンドにソフトテニスの経験を持つ船水は、自分がこれまでやってきたソフトテニスになるべく近い感覚で打てるということは、世界のトップを目指すにあたり、大きなアドバンテージにもなると考えている。

2024年の振り返りーアメリカでの挑戦と成長

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撮影/松川李香(ヒゲ企画)

2024年1月、船水はメジャーリーグピックルボール(MLP)における日本人初のプロ選手を目指すという発表をし、アメリカに渡った。しかし渡米当初はピックルボールの基礎もない状態からのスタートであったため、元全米ピックルボールチャンピオンのダニエル・ムーアと父スコット・ムーアにコーチをしてもらった。2ヶ月半におよぶ合宿を敢行し、徹底的に基礎を学んだ。

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撮影/松川李香(ヒゲ企画)

初めての大会は2月中旬、アマチュアの大会に出場。3月にはプロの大会にも挑戦したが、結果は振るわず予選落ちばかり。自身の強みでもあるソフトテニスで培ったボレー技術をピックルボールでは否定されることもあったという。それでも諦めず毎週大会に出場し徐々に勝てるようになると、その実力が次第に認められるようになったと実感していた。

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撮影/松川李香(ヒゲ企画)

大会がない時は、アリゾナやフロリダの強豪選手がいるところへ足を運び、自らメッセージを送りメジャーリーグ選手たちと一緒に練習。その点にも自身が認められてきていることを実感していた。

アマチュアの大会に出場からスタートし、着実にステップアップしてきた2024年。プロの大会に21試合出場。目標のMLP参戦まではあと一歩というところまできていると語る。

2025年は「勝負の年」

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撮影/松川李香(ヒゲ企画)

新たに「ヨーラ」のサポートも加わり活動していく2025年。ヨーラからはウェアやパドルの提供に加え、アメリカの大会ではフィジカルの担当者が帯同し、体のケアが可能となった。船水は世界で一番試合に出ているという自負があり、「体がまず資本のため、体のコンディションを保てるのはありがたい」と話していた。また練習量が多くパドルの消耗も激しいため、「毎大会重要な時にフレッシュなパドルを提供をしてもらえるのは、精度高いプレーを続けることができ、勝つために重要な条件が揃った」と2025年に向けて期待を寄せている。

2025年を「勝負の年」と位置づけ、ここでMLPのドラフトにかからなければチャンスがないと考えている。「次帰ってくる時は、メジャーリーグ選手として、そしてトーナメントのタイトルを持った状態で帰ってきたい」と力強く目標を語った。