
【J1第5節】順位が低迷中のチームによる負けられない戦いー名古屋は渇望する初勝利と勝ち点3をもぎとれるのか
2025年3月8日、ヨドコウ桜スタジアムでセレッソ大阪vs名古屋グランパスが行われた。開幕戦での勝利から、勝ちに恵まれないC大阪は現在12位。対する名古屋は開幕戦から一度も勝ち点3を獲得できず、現在最下位に沈んでいる。出遅れを取り戻し、順位を上げていきたい両チームの対決を振り返る。※トップ画像出典/PhotoAC

両チームとも絶対に負けられない1戦のスタメンは?
今季から新監督アーサー・パパスが就任したC大阪は、アタッキングフットボールを目指している。常に前を目指すサッカーで、4試合を終えて第4節時点で当時リーグ最多の9点を獲得しているものの、守備の面で課題を残し、勝ち越すことができていない。今節は、前節から3人スターティングメンバーを変更。DF髙橋仁胡がJリーグ初先発、他にMF喜田陽、FW阪田澪哉が起用された。
名古屋の監督は、4年目となる長谷川健太。堅守からの速攻が得意なチームであるが、今季は攻守ともに歯車がかみ合わず、いまだ勝つことができていない。今節のスターティングメンバーは前節から2人変更。MF中山克広が今季初、FW山岸祐也が2試合ぶりの先発となった。
両チームとも何度もチャンスを作る緊迫の展開
試合開始12分、自陣でボールを奪った名古屋はロングパスを通す。それに反応したFW永井謙佑が、DF畠中槙之輔のマークを振り切ってシュート。しかし、GKキム・ジンヒョンが冷静に止める。
一方、C大阪は25分、相手との競り合いでボールを奪ったMF北野颯太がボールを運び左サイドに展開。パスを受けたFW阪田が掛けてシュートを打つも、相手ディフェンスにブロックされた。
31分、名古屋は縦パスを受けたMF椎橋慧也がゴール前へグランダークロスを出す。途中出場のFWマテウス・カストロがシュートを打つが、クロスバーを大きく超えてしまう。
続いて37分にコーナーキックを獲得した名古屋。相手ディフェンスにクリアされるも、こぼれ球を拾ったMF稲垣祥が、右足で強烈なミドルシュートを放つ。しかし、GKキムがナイスセーブを見せ、チームのピンチを救った。
前半アディショナルタイム、C大阪のMF喜田が大きく前にパスを出す。それに反応したFWルーカス・フェルナンデスが真ん中にパスを出したところに、MF北野が走り込みペナルティーエリア内に侵入。シュートを放つも、GK武田洋平にセーブされる。
そいて前半終了間際、再びC大阪にチャンスが訪れる。DF畠中からピッチ中央でパスを受けたMF喜田が縦にパスを出す。それに反応したFW中島元彦がそのまま抜け出し、ゴール前中央に折り返す。走り込んだMF北野が右足でシュートを放ち、ボールはゴールネットへ。C大阪が先制し、前半が終了した。
C大阪が押し込むも、立ちはだかる名古屋の堅い守備
後半開始後48分、相手陣地でボールを奪ったC大阪はショートカウンターを発動。細かいパス回しから左サイドに展開。MF田中駿汰が折り返し、FWフェルナンデスがシュートを打つもゴール上に外れてしまう。
62分、ボールを奪った名古屋は素早く攻撃を展開。左サイドでパスを受けた途中出場のMF菊地泰智がミドルシュートを打つも、ボールはGKキムの正面へ。
対するC大阪は、74分に右サイドから攻撃を展開。DF畠中とのコンビネーションで抜け出したFWフェルナンデスがペナルティーエリア内に侵入し、ゴール前に折り返す。走り込んだ途中出場のMF香川真司がシュートを打つも、相手ディフェンスのブロックもありシュートは外れてしまう。
同点に追いつきたい名古屋は、85分に途中出場の選手3人が躍動し結果を出す。MF浅野雄也がペナルティーエリア内に走り込んだところに、MF菊地が右サイドからパスを出す。MF浅野がゴール前へパスを供給し、FWマテウス・カストロが左足で押し込み、ゴール。同点に追いついた。
後半アディショナルタイム、追加点が欲しいC大阪は、DF髙橋がペナルティーエリア内にポジショニングするFW中島に縦にパスを出す。振り向いたFW中島がシュートを打つも、GK武田がボールを弾き、得点を許さない。
そのまま両チームとも追加点を奪えず1-1で試合終了となった。
チームの目指す形で得点したC大阪と途中出場の選手が躍動した名古屋
C大阪の得点シーンは、チームの狙いである「常に前へ」を体現したプレーであった。DF畠中とMF喜田の2本の縦パスで一気にペナルティーエリア内に侵入。そして、FW中島が冷静に折り返し、MF北野がきっちりとシュートを決めた。パパス監督の戦術が選手たちに浸透していることを感じさせる、素晴らしい連係だった。
対する名古屋は長谷川監督の采配が的中。途中出場のMF浅野、MF菊地、FWカストロがしっかりと結果を残し、同点に追いついた。相手に攻め込まれ守備をする時間も多かったが、一瞬の隙を得点に繋げたシーンは見事だ。
勝ち点3までが遠い両チーム。内容がよい時間帯もあるだけに、それぞれの課題を克服して、勝利に繋げていきたいところ。次節に向けてチームを修正し、良い結果を残すことを期待したい。
「DAZN明治安田J1リーグハイライトC大阪vs名古屋:第5節」(2025年3月8日)より
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