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オリオールズ菅野7イニングを投げ、2試合連続クオリティスタート!MLBでの日本人選手の活躍(4/22~24)

ボルチモア・オリオールズの菅野智之が2試合連続でクオリティスタート。オールドルーキーが7回を投げる粘投を見せてくれた。パドレスの松井裕樹も、今季最長となる2回を無失点に抑えた。ほかにも産休リストから復帰後、初のヒットを放った大谷翔平やマルチヒットで勝利に貢献した鈴木誠也の活躍など、今回も日本人選手が活躍した試合をピックアップして振り返っていく。※トップ画像出典/Pixabay(トップ画像はイメージです)

图标kinggear图标KING GEAR编集部 | 2025/05/01

パドレス松井2回を無失点に抑える

2025年4月22日(日本時間)
デトロイト・タイガース 6-4 サンディエゴ・パドレス(コメリカ・パーク)

ナ・リーグ西地区の首位パドレスと、ア・リーグ中地区の首位タイガースの3連戦が幕を開けた。1回裏、2回裏、3回裏に各2点ずつ獲得し、計6点をリードするタイガース。パドレスは懸命にタイガースを追い、5回表にはその差を2点とした。両軍動かぬ試合のなか、7回にパドレスは回跨ぎで松井を起用。松井は上手く打球をコントロールし、次々とアウトを奪い、タイガース打線を沈黙させた。松井が好投で粘りをみせたものの、味方からの援護を得ることができず、試合は6-4のまま、タイガースの勝利となった。松井の今試合の成績は2イニング1奪三振2被安打無失点で、今季の防御率を1.80とした。

今永力投&鈴木マルチヒットでカブス勝利

2025年4月23日(日本時間)
シカゴ・カブス 11×-10 ロサンゼルス・ドジャース ※延長10回(リグレー・フィールド)

カブスのホーム球場リグレー・フィールドで、カブスとドジャースの2連戦が始まった。カブスは先発投手に今永昇太を起用。序盤から激しい打ち合いで、1回には、先攻のドジャースが3点、後攻のカブスが5点と乱打戦必至の幕開けとなった。

カブスの鈴木は、3番・DHでスタメン出場。3-0とドジャースがリードする1回裏、反撃のタイムリーツーベースヒットで2点を返すなど、第1打席から大活躍を見せた。この回カブスは計5点を奪い、逆転に成功。2回表にドジャースはさらに1点を返し、4-5とリードを縮めて迫るも、ドジャース打線は今永の好投に隙を見出せず沈黙。その後5回裏にカブスが2点を追加し、3点差とリードを広げられた。

しかし今永は、6回表にウィル・スミスのソロホームランを浴び、6回途中降板した。その6回裏、鈴木がレフト前に大きなヒットを放つ。惜しくも得点には繋がらなかったが、鈴木はマルチヒットを記録した。9回に10-10と同点になり、試合は延長戦へ。カブスのイアン・ハップがライトへのタイムリーを放ち、猛打戦に決着がついた。カブス今永の今試合の成績は、6安打5失点(自責点2)。鈴木は、5打数2安打2打点で、チームの勝利に大きく貢献した。鈴木の今季の打撃成績は打率.276、OPS.894となっている。一方、惜しくも敗れたドジャースの大谷は1番・DHでスタメン出場するも、4打数0安打1四球3三振という成績で打撃成績は打率.276、OPS.894となった。

オリオールズ菅野、7イニング粘投し、QS!

2025年4月24日(日本時間)
ワシントン・ナショナルズ 4-3 ボルチモア・オリオールズ(ナショナルズ・パーク)

ナショナルズの本拠地で行われた3連戦の2日目が幕を開けた。オリオールズ先発投手は今季5度目の先発登板となる菅野。1回裏ナショナルズのジェームス・ウッドの8号ソロを被弾、その後2アウト1塁の場面でもジョシュ・ベルに4号ツーランホームランを打ち込まれ、初回早々3点を許してしまう。しかしその後、落ち着いたピッチングでナショナルズ打線を抑え、4回裏と6回裏にそれぞれシングルヒットを1本ずつ許しただけに終えた。その後7回まで失点無く抑え、安定した投球でチームを援護した。菅野は、同点に追いついた7回に降板。7イニング94球を投げ、5被安打、1奪三振、無四球、3失点で2試合連続のクオリティスタート(先発投手が1試合で6イニング以上を投げ、かつ3点以内に自責点を抑えたときに記録されるもの)を達成した。粘りのある力投でチームの勝利を後押ししたものの、8回裏にナショナルズがタイムリーヒットで勝ち越しの1点を奪い4-3に。試合は1点差のまま9回を迎え、オリオールズは惜敗を喫した。7イニングを投げ、力投を見せた菅野だったが、今季3勝目はお預けとなった。

ドジャース大谷、産休リストから復帰後初ヒット

2025年4月24日(日本時間)
シカゴ・カブス 7-6 ロサンゼルス・ドジャース (リグレー・フィールド)

カブスvsドジャースの2連戦最終日、大谷は1番・DHでスタメン出場。3回表1・2塁の場面で、産休リストより復帰後初となるヒットを放った。この大谷のヒットで満塁となり、テオスカー・ヘルナンデスのタイムリーヒットで、ドジャースは2点を先制。しかしその後、前日の試合同様のシーソーゲームにもつれ込み、ドジャースは7回以降得点に恵まれず、7-6でカブスの2試合連続勝利に。今試合大谷は、5打数1安打で今季の打撃成績は打率.261、OPS.847となった。カブスの鈴木は、3番・DHでのスタメン出場が予定されていたものの、右手首の違和感を覚え欠場となった。先日の右手首痛が治りきっていないのか。元気にスタメン入りする姿を期待したい。

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