创作歌手送Yamamoto Aya,感谢音乐和梦想成为歌迷【现场报道NHK大厅】
最新ソロアルバム『identity』を携えて、全国7都市8公演ツアー「LIVE TOUR 2017~identity」を10月20日から開催している。昨年の1stアルバム『RAINBOW』ZEPP LIVE TOURから1年を経て、「ライブを意識して、より表現したい事が明確になった」と語った今アルバム。 今回はそんな新たな名曲たちが披露された、11月19日東京公演NHKホールのライブ模様を紹介する。シンガーソングライターとして飛躍を続ける今、響かせたい音楽、伝えたい想い、そして言葉とは。
Ippei Ippei
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2017/11/21
山本彩にとって、TOUR6本目の会場となったNHKホールは特別な場所。 その名を一躍、広く世に送り出した場所こそがNHKホール。
同ホールで行われた2015年の紅白歌合戦では、連続テレビ小説としては今世紀最高の視聴率を記録した『朝がきた』の主題歌「365日の紙飛行機」でセンターを担い、幅広い層から支持を獲得。翌年の同番組でも、視聴者投票によって出場メンバー48人を決める「AKB48夢の紅白選抜」で見事“てっぺん”に輝き、「君はメロディー」をセンターで披露した。
今回のライブでは約3600人ものファンがNHKホールを埋め尽くした。 開演とともに真っ赤な幕が上がると、ホワイトファルコンを抱えた山本彩が登場。
その瞬間、割れんばかりの大会場に響き渡り、そんな中、自身作詞作曲したアルバム『identity』のリード曲「JOKER」からスタートした。畳み掛けるように二曲目は前作のリード曲『レインボーローズ』とロックナンバーが続き、観客のボルテージは急上昇していく。
この日のバンドメンバーは、小名川高弘(Key&G)、草刈浩司(G)、奥野翔太(B/WEAVER)、SATOKO(Dr/FUZZY CONTROL)、Ayasa(Vn)、Asami(Cho)という百戦錬磨のようなロックバンドメンバーが揃った。
ライブMCでは、バンドメンバーが山本彩との初対面エピソードを語り、サポートバンドという枠を超えた抜群のチームワークを感じさせた。
稲葉浩志、DREAMS COME TRUE のサポートドラムも務めるDr SATOKOが「本当に素敵な、才能の塊のチーム。 いつかこのチームでやってきたことが奇跡だと言われるのかもしれない」と語ったように、山本彩の歌とパフォーマンスを支えるだけでなく、互いの存在が音楽を通じて見事にシンクロしている。
圧巻の演奏は、中盤に披露された『喝采』という曲に見られた。 この楽曲を提供した阿部真央は、「ライブをかなり意識して、Bメロとかサビで、ファンの方に「オイ! オイ!」ってコールを入れてもらう。そんな一体感を作ってほしい」という思いを込めた。
『喝采』の決め言葉である「決まってんでしょストレート一本勝負よ」という歌詞を表現するかのように、感情を開放し、ロックナンバーを歌い上げ、アコースティックギターをかき鳴らす姿で会場をヒートアップさせた。
激しさから一転し、アナザースカイのCMでもお馴染みの『ひといきつきながら』を披露。曲の間は観客に座ってもらい、しっとりと歌の世界観を紡いだ。
終盤の『スマイル』、『Let’s go crazy』ではツアータオルを振り回し、観客と山本が一体感ある空間を演出。DREAMS COME TRUEのカバー曲『何度でも』では、普段のストレス全部吐き出して”叫べ”のコール&レスポンスで会場のボルテージがマックスに沸騰した。
「今回のアルバムを作っている中で、改めて音楽の意味を考えた時に、楽しい時や苦しい時も、自分を救ってくれたのが音楽だった。日々、音楽が自分の中でなくてはならないものになっていて、だからこそ今度は、自分が作った歌で誰かの支えになったり、心のスイッチを押せるような歌を奏でたい」
本編ラスト曲『サードマン』を前にMCで語った言葉、想いが、観客の心にシンクロし、この日一番の歌声が、目には見えないが音楽のチカラとなって会場を包み込んだ。
アンコールも歌い終わり、全20曲(作詞・作曲10曲)を2時間20分にわたってエネルギッシュに披露。満員のフロアを終始熱狂させる渾身のライブを繰り広げた。
「私にとってNHKホールは神聖な会場でもあり、今日も皆さんに連れて来てもらったと思っています。これからは、もっともっと頑張って曲を作って、皆さんをいろいろなところに連れ出して行きたいと思います。一つ一つ目標を立て、夢を持ったりしながら、皆さんと一緒に追いかけていけたらいいなと思いますので、これからも期待してください」と宣言して、東京公演を締めくくった。
ツアーは今月21・22日の大阪・オリックス劇場2daysでファイナルを迎える。シンガーソングライターとしてソロデビューし、2回目のLIVE TOURを間もなく終えようとしている。「誰かを支える歌を奏でたい」この日、会場に来た観客の心には間違いなくその想いは刻まれた。
アーティストとしての進化や可能性を誰よりも感じ、信じているのは紛れもなく山本彩自身だろう。
そう遠くない未来に、“特別な場所”で紅白歌合戦の舞台に立つ姿を予感させたLIVEだった。 AKB48グループとしてではなく、“シンガーソングライター山本彩”として。
■『山本彩 LIVE TOUR 2017~identity~』東京公演セットリスト
01. JOKER
02. レインボーローズ
03. どうしてどうして
04. Wings
05. 彼女になりたい
06. 蛍
07. 雪恋
08. 陸の魚
09. 喝采
10. 疑問符
11. ひといきつきながら
12. ゆびきり
13. ヒトコト
14. スマイル
15. Let’s go crazy
16. 何度でも
17. サードマン
【アンコール】
18. 夢の声
19. 春はもうすぐ
20. メロディ
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取材協力、ライブ画像提供/よしもとクリエイティブ・エージェンシー
取材、執筆/池田鉄平
編集/佐藤主祥