驚愕のフィット感!ナイキの新スパイク『ファントム ビジョン』を履いて試合してみた
ナイキは8月2日、フィット感とボールコントロール精度を徹底的に追求した新スパイク『PHANTOMVSN(ファントム ビジョン)』をいよいよ発売する。同日よりNIKE.COMおよび一部専門店にて購入可能となるが、その前に、都内某所でプレゼンテーション&トライアルセッションが開催された。各メディアが新たなスパイクのフィット感や抜群のボールタッチを体感。ここではその発表会と、東京・新豊洲MIFA Football Parkにて試し履きを兼ねて行われたフットサルの試合の模様をお伝えする。
佐藤校长
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2018/08/01
約1カ月間にわたって繰り広げられた2018年FIFAワールドカップロシア大会(以下、W杯)。日本代表は8年ぶりのベスト16という成績を収め、フランス代表の20年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。
そんなW杯の中で、出場した全選手の65%がナイキのスパイクを着用し、大会全64試合で生まれた169ゴール中100ゴールがナイキのスパイク着用選手によるものだと発表されている(ナイキ調べ)。
そして、世界最高峰の舞台で1番利用されているナイキが、また新たなスパイクを生み出した。
その名も、『ファントム ビジョン』。
今回の新作は、まずデザイン手法から違う。
従来のスパイクのデザインはスケッチをすることから始まるが、『ファントム ビジョン』にはそういった伝統的な要素は全く取り入れられていない。
なぜなら、今まで以上に良い製品を選手に届けるため、フットウエアデザイナーのフィル・ウッドマン氏がデザインを含めたスパイク製作を、靴の外部からではなく内側から考えることにしたからだ。
このデザイン手法が今回からフットボール用スパイクに採用されたことで、今後もナイキのフットウエアに用いられることがすでに決まっているなど、ナイキの新しい独自の製法につながっている。
そして注目すべきは、何よりそのフィット感だ。
決して伸びることのないスパイクの内側に用いる「クワッドフィットメッシュブーティ」の開発に成功したことで、ほとんどの足の形にすぐ馴染み、そのままの形を維持できるようになった。
よって、履いた瞬間「あっ、フィット感がすごい!!」とすぐに分かるくらい、締め付けることなく足を包み込んでくれる。
「スパイクを履き慣らすのが大変」と感じている選手でも、この『ファントム ビジョン』であれば、箱から出した新品でもすぐに試合で使用できる状態になっているのだ。
さらに、『ファントム ビジョン』の隠れたイノベーションは、優れたボールタッチを実現するためにデザインされた、ナイキフライニットアッパーの中に秘められている。
スパイクの内側にある赤い三角形の立体面は、踵骨(しょうこつ)・距骨(きょこつ)第一中足骨頭という足にある3つの大きな骨の面を覆うようにデザイン。
この面はボールコントロールにとって特に重要とされているエリアであり、この部分をあえて分かりやすいように描くことで、選手が直感的にこの三角形のエリアでボールを蹴ることができるという。
プレゼンテーション後のプチトレーニングでも、実際にスパイクを履き、壁に設置されたマトを狙いながらシュートを放つなど、そのフィット感とボールタッチ性能を確かめていった。
その後、新豊洲MIFA Football Parkに移動し、『ファントム ビジョン』を履いたトライアルセッションが行われた。
集まったメディア関係者でチーム分けをし、5人1組の計4チームでフットサルの総当たり戦を開催。実際に試合で新スパイクを体感してみることに。
そして、試合で着用してみることで、よりそのフィット感と実用性の高さを実感できた。
前述した通り、初めて履くスパイクは履きならすまでに時間がかかることが多いが、『ファントム ビジョン』にはそれはなく、今まで履き続けていたかのような感覚だった。
加えて軽さも抜群でスムーズに動くことができ、繊細なボールタッチがしやすい印象を受けた。
また、一見すると分からないが、このスパイクには従来のもののように靴紐も付いており、結んだ後に目立たないよう中に折り込むことができるようになっている。
靴紐を出すかどうかは選手次第ではあるが、隠すと打球面が均等になるため、蹴る瞬間にボールの感覚が足に伝わりやすくなることは間違いない。
試合で見ていても、紐がないせいか足元からスタイリッシュに見える。
レースレスを好む選手もいれば、「靴紐がないと落ち着かない!」という選手もいるため、どちらのこだわりも実現できるこのスパイクは、人気商品となりそうだ。
試合で見ていても、紐がないせいか足元からスタイリッシュに見える。
レースレスを好む選手もいれば、「靴紐がないと落ち着かない!」という選手もいるため、どちらのこだわりも実現できるこのスパイクは、人気商品となりそうだ。
『ファントム ビジョン』は、8月2日よりNIKE.COM並びに一部専門店にて発売が開始される。
W杯でも活躍したベルギー代表のデ・ブライネ選手や、ブラジル代表のフィリペ・コウチーニョ選手らも着用する予定だという。
誰でも履いた瞬間に、長く使用している足に馴染んだもののようなフィット感を味わえるため、これからどのスパイクを購入しようか迷っている人は、是非この『ファントム ビジョン』を手に取っていただきたい。
実際にピッチで着用すれば、その驚愕のフィット感と繊細なボールタッチを実現した性能の良さが、きっと分かるはずだ。
◆商品情報
日本では8月2日より『NIKE.com』および、一部専門店にて発売される(※一部カラーは8月中旬発売予定)。
『ナイキ ファントム ビジョン エリート ダイナミック フィット FG』
¥29,700(税込)/24〜30cm
『ナイキ リアクト ファントム ビジョン PRO DF IC』
¥15,120(税込)/24〜30cm
『ナイキ リアクト ファントム ビジョン PRO DF TF』
¥15,120(税込)/24〜30cm
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