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「完全に沼った」あまりの快適さに感動したオープンイヤー型イヤホン【nwm(ヌーム)】の魅力とは

「オープンイヤー型イヤホン」をご存じだろうか?言葉の通り、耳を塞がない、“オープンなイヤホン”のこと。 私はプライベートでは、ノイズキャンセリングが備わっている、いわゆる「カナル型」のワイヤレスイヤホンを使用中。だからかなんとなく「オープンイヤー型ってなんだか音漏れしそうだし、いまいち聞きづらいのでは?」と、いままで特触れることになく過ごしてきた。※トップ画像/筆者撮影

Icon editorn エディターN | 2024/11/21

そんなある日、普段から仕事でお付き合いのあるPRの方から「スポーツシーンにも使えるオープンイヤー型イヤホンの発売を控えているブランドの展示会に来ないか」というお誘いを受けた。

年末にかけていろいろ企画を練っていた私は二つ返事で、そのブランド【nwm(ヌーム)】の展示会参加を決め、11月20日イベントに向かった。

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会場の展示の様子(筆者撮影)

いつものごとく(ごめんなさい…)バタバタと会場に入り、少し待っていると会がスタート。

新発売(発売日は一部カラーを除いて11月20日)のマルチユースモデル【nwm DOTS】とエントリーモデル【nwm WIRED】に加え、事前に聞いていたアクティブモデル【nwm GO】(2025年春ごろ発売)の説明を受け、さらにオープンイヤー型イヤホン市場の成長具合や注目度の高さも十分理解できた。

なんとオープンイヤー型イヤホンの検索数は2019年から2024年のおよそ5年間で740%も増加(※1)しているらしく、国内市場では2022年から2023年で10%、2023年から2024年では50%(見込み)も成長(※2)しているらしい。


※1:Yahoo! DS.INSIGHTインサイトよりNTTソノリティ社調べ
※2:BCN RANKING DATA SERVICEのヘッドセットカテゴリをもとにNTTソノリティ社推計

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作者拍摄

ここまで聞いても、やはりどこか「密閉されていない=聞きづらい」という印象がぬぐえないまま会場を後にすることに。

帰りがけに実際に試してみてほしいといただいた新発売の有線イヤホン【nwm WIRED】を携え、オフィスに戻った。

オンラインmtgで【nwm】の“すごさ”を思い知る

その日はオンラインmtgの予定が数件入っていた。せっかくだから試してみようと、社内のオンラインmtgで使ってみた。

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【nwm WIRED】色はダークブラウン(筆者撮影)

元々オンラインmtgでは有線イヤホンを使っていたのだが、2か月前におよそ3年ほど愛用していた有線イヤホンが故障。修理するのも面倒だったので、そのままプライベートで使っているカナル型のイヤホンを仕事でも使用していた。自分のスマホと会社のPCでBluetoothを切り替えるのが面倒だなと思っていたが、確かに使い慣れているのでそのまま使っていた。

そんな経緯があったので有線イヤホン【nwm WIRED】を試すにはちょうどいいタイミングだった。「どんな感じかなぁ」という軽い気持ちで試したが、これが想像以上に使いやすくて快適で、衝撃を受けた。

まず衝撃レベルで軽い。よく「羽のように」などと表現するが、むしろ羽すら感じない「着けている感覚がゼロ」状態、素爪ならぬ“素耳”のような感覚なのである。両耳で約7.2g(1.2mのコードは含まず)とのことだが、正直この数字以上に軽いと感じた。

オンライン会議終了後も「装着している」のを本当に忘れて、そのまま仕事をしていたほど。その後2度目のオンラインmtgで一緒だった社内メンバー(別のエディター)に「このイヤホン、本当にすごいんだって!!」とだいぶ前のめりに自慢。少し引かれたけど、すごいものはすごいのだ、仕方ない。

軽いだけじゃない、耳にスピーカーを搭載したような聞きこごち

着けた時の軽さだけなら、正直ここまで語らない。その聞き心地も“いい”のだ。

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作者拍摄

イヤホンの音響にこだわりはなく、パートナーのほうがそこらへんのこだわりが強い。これまで使い勝手重視でイヤホンを購入していたので、「まあそれなりの価格なら申し分ないだろう」くらいにしか考えていなかった。

だから自分の愛用しているスマホと互換性がいいイヤホンを購入しておけば間違いないだろうと思っていた。

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【nwm DOTS】カラーバリエーション(筆者撮影)

でも今ならば、カナル型イヤホンだけでなく、オープンイヤー型イヤホンも次の買い替えの候補に加わる。確かに臨場感は密閉型(ここではカナル型)のほうがあると思う。でも正直、長時間装着して聞き続けているはちょっと疲れる気がするのだ(個人の見解だが)。

一方オープンイヤー型はほどよく外の音も聞こえて、日常の音と溶け込むような聞き心地。聞きづらさはなく、なんというか、“両耳それぞれにちょうどいいスピーカーがある”ような、そんな感じ。まさにストレスフリーなのだ。

これは音を閉じ込めるNTT独自の技術「PSZ技術(特許申請中)」のおかげといえそう。この技術は「音を閉じ込め、音漏れを最小限に抑える」もので、耳を塞がなくても耳元に音を閉じ込められるので、音漏れしづらく聞き心地のよさをかなえているようだ。

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画像提供/NTTソノリティ株式会社

エディターというちょっと変わった職種のビジネスパーソン(仕事柄オンラインmtgも移動も多くてイヤホンを多用すると思う)の立場からいうと、非常に使いやすかった。なんだかオープンイヤー型イヤホン市場が成長する理由を身をもって体感した気がした。

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【nwm GO】(筆者撮影)

もちろんキングギア エディターとしては、来春発売のアクティビティモデル【nwm GO】の動向も追いかけていこうと思う。


そんな【nwm】にすっかり魅了されてしまった私は、次の休みに、プライベート用に新発売のオープンイヤー型”ワイヤレス”イヤホンの【nwm DOTS】のタッチアップに行こうと画策中。自分でもびっくりするほどハマってしまったようだ。

音響デバイスの新ジャンル「オープンイヤー型イヤホン」。気になった方にはまず11月20日発売のマルチユースモデル【nwm DOTS】もしくは今回私が感激したエントリーモデル【nwm WIRED】を、ぜひ一度自分の耳で試してみるのをおすすめしたい。