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「なぜスポーツブランドを立ち上げたのか?」スタイルボーノ代表:本田正宣インタビュー

全くの未経験の業界出身ながらスポーツブランドである「スタイルボーノ」を立ち上げた本田正宣さん。なぜ立ち上げ、どのような特徴があるブランドなのか話を聞かせて頂いた。

图标16466945 810048175800857 1247399717 n小池菊池 | 2020/10/27
――アスリートの応援の仕方は色々ある中で、なぜ「スタイルボーノ」というスポーツブランドを立ち上げようと思ったのですか?  

本田:チームや選手にお金を払ってスポンサーをするのも素晴らしいですが、選手のサポートも出来て、自身も新しいことが出来たらと思い2年前に立ち上げたんです。
 

――スタイルボーノというブランド名にした理由は?

本田
:イタリア語で「スタイルがいいね!」という意味です。前向きなメッセージを込めました。      

――本田さんはスポーツをやられていたのですか?  

本田:スポーツは好きで、野球・サッカー・テニスはやっていました。私の近くに頑張っている若い選手がいて、何かしらサポートをしたいと思ったんです。  

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――スポーツブランド「スタイルボーノ」の特徴やコンセプトは?

本田
:選手を応援するというのがコンセプトです。スポンサーに依存しているスポーツ業界がある中で、選手自身がSNSを使って発信して、物販するなどと選手がどんどん前に出て来ている昨今で一緒に何かが出来たらと考えました。  

もともとうちのオリジナルデザインの商品はあります。オリジナリティーの時代なので選手それぞれに合ったデザインを作って、選手と共に一緒に売っていくというのが他社との違いです。  

――ブランドを立ち上げる中で、何か工夫したことはありますか?

本田
:印刷の機械を購入し、印刷の仕方を学びました。  

――「こういうデザインで作ってください」とお願いすれば機械を持っている強みとして、柔軟に早く作ることが出来るということですね? 

本田:選手の要望を聞いて、自由に柔軟に一緒に作れます。Tシャツのみならずオリジナルのキーホルダーなどのグッズも作っています。
 

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――どんな方のTシャツをこれまで一緒に作ってきたんですか?
 

本田:スポーツ業界ではありませんが、縁がありラーメン二郎さんのTシャツを作らせて頂きました。

また、HBOというサッカーチームのTシャツを作らせて頂いたことがきっかけで、そこに所属していた選手がアフリカにチャレンジする際にオリジナルTシャツを作って、一緒に売りました。

その選手は、当時アフリカで物凄くつらかったみたいなんです。
 

海外で1人ぼっちで言葉も通じずに疎外感があった中で、購入者の応援コメントなどを見て応援されているんだとわかり「支えになりました!」と言われたことが嬉しかったです。
 

――Tシャツを買うと共に「アフリカで頑張ってください!」というコメントが入っているわけですね。サッカーのみならず色々な競技の選手と一緒にTシャツを作られていますが、どういう基準で選手を選んでいるのですか?
 

本田:以前はSNSで頑張っている選手を見つけてお声がけしたこともありました。応援したい方に声を掛けたり、紹介してもらったりしていました。
         

――今後のプランを教えてください。  

本田:こういう状況ですので、コロナが落ち着いたら海外に挑戦しに行くような選手たちを応援したいです。  

――本田さんの物づくりへのこだわりは? 

本田:デザインへのこだわりはあります。Tシャツ1枚作るのも実は物凄く大変で、ただ印刷するだけではないんですよ。

デザインへのこだわりがある方だったら、10回20回リテイクを食らったり、デザインを何パターンも作り直すこともありました。
 

ただ選手にとっては凄く記念になる物なので。いい加減な物は作れないのです。 選手のシルエットや似顔絵や選手自身の想いを言葉にしてシャツに入れたりしています。

――思い出になるものを選手と一緒に作っていくんですね。  

本田:ありきたりな物を転用しているわけではないので、ひとつひとつ手間はかかりますし、その選手とコミュニケーションしている間の時間が大切であったりするのかなと感じています。  

選手がいろんなことを考えている中で、Tシャツを一緒に作ることで少しでも息抜きになればいいなと思っています。
 

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――印刷の機械を購入されたのも本気の想いがあったからだと思いますが、よりシャツ1枚に込める思いが強くなったりしましたか?

本田
:選手に寄り添いながら作りたいという想いは強くなりました。変なものは着たくないし売りたくないと思うので、満足してもらえるものを作りたいんです。  

全く未経験の業界でしたので、失敗の連続でしたが試行錯誤しながらやっている状況です。技術も1から勉強しました。  

――最後に近々の目標を教えてください。 

本田:今年は選手がコロナの影響で満足に活動出来ない状況じゃないですか。そういう選手をよりサポート出来たらなと考えています。

(了)

スタイルボーノ
http://stilebuono.com/