パリ五輪の新競技・ブレイキン選手団が意気込み語る！湯浅亜実「緊張をパワーに変える」福島あゆみ「ベストを尽くす」

パリ五輪で初採用され、8月9日〜10日にかけて開催されるブレイキン日本代表2選手が会見を終えたブレイキンの4選手は取材に応じ、パリ五輪に向けた抱負などを語った。※トップ画像：筆者撮影

白鸟淳一 | 2024/08/06

运动的 / 体育报道

ブレイキン女子の日本代表に選ばれた湯浅亜実（AMI）選手、福島あゆみ（AYUMI）選手は囲み取材で本番に向けた抱負を語った。

※本記事の取材は7月20日に行いました

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ーーオリンピックを迎えるにあたり、改めて感じていることを聞かせていただきたいです。

AYUMI：「プレッシャーはありませんか？」とかも含めて、色々聞かれることはありますが、ブレイキンの場合はダンススポーツ連盟（JDSF）の皆さんがケアをしてくださるので、私たちは一切不安やプレッシャーを感じることなく過ごせています。本番で「自分のベストを出したい」という気持ちはいつも持っているので、「怪我をしないでパリ五輪を迎えられたら…」とは思っています。

AMI：私もここに至るまでに、プレッシャーや緊張はこれまでに「経験しすぎた」と言っても過言ではないくらい、色々なものを乗り越えてきたので、もうここまで来たら「オリンピックは楽しもう」という意識に良い意味で切り替えられていて。
でも、実際に本番の直前になったらすごく緊張するだろうと思いますが、試合の直前に緊張するのはいつものことなので、今のところ悪い方向のプレッシャーを感じてはいません。やっぱり状況の中で、緊張をパワーに変えて（目の前の状況を）思い切って乗り越えていくのは、どの競技のアスリートも大変だと思いますし……。
スポーツに限らず、特別なタイミングで頑張ることはすごく難しいと思うんです。多分、心が折れた経験をされた方もいらっしゃると思うし……。
（五輪の挑戦権をギリギリで掴み取り、逆転で五輪連覇も成し遂げた）堀米雄斗選手とかは、（五輪の挑戦権をギリギリで掴み取り、逆転で五輪連覇も成し遂げた）本当に凄い。もちろん身体やパフォーマンスも素晴らしいですが、心も整っていることの凄さを感じました。

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――今回の本番で着用するウエアは、多くの種類の中から選ばれたそうですね。

AMI：男女含めて60種類くらいあります。NIKEのみなさんがブレイキンをやられている方が好きそうなアイテムをたくさん作ってくれて、私は普段から着やすくて、（デザインなどが）好きなものを身につけているので、いつも選ぶようなものを選びました。だから当日も、今まで自分が選んでいたものと同じような感じで選ぶのかなと思っています。

AYUMI：特にバンダナとかは、NIKEさんがブレイキンを意識して作ってくださいました。私たちが着用するものはもちろん、グッズとかも……。

AMI：日本に限らず、海外のブレイキンをやっている人の意見なども聞いて作成してくれています。

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――AYUMI選手のハンチングは？

AYUMI：これは自分で用意したハンチングです（笑）。帽子は、自分たちが用意している方が多いかなと思います。

――「ブレイキン」は音楽との関係が深い競技だと思いますが、普段のお二人はどのような音楽を聴いていますか？

AMI：どんな曲も好きですけど、全体的に聞いているって感じだから……。踊ったり、練習する時、あとはバトルの直前ではブレイキンの曲を聞いていますが、移動中のようなリラックスしたい時には、日頃はJ-POPをよく聞いていて、特にbacknumberさんとかが好きです。

AYUMI：私たちの世代のアーティストですけど、宇多田ヒカルさんやUAさんの曲が好きで、よく聞いています。

ーー当日はコンコルド広場での屋外開催になりますが、敦也や環境への対策はありますか？

AYUMI：パリ合宿の時にみんなで（会場に）行って、その時にめちゃめちゃ暑かったんです。だからちょっと怖いですけど、みんなある程度は覚悟していると思いますし、自分たちがどう対応できるかが大切なのかなと思います。

AMI：「ワールドゲームズ」とか、野外のイベントが行われることもあるので、暑い中での大会に出た経験はありますし、個人的には外で行われるイベントも好きなので、「ポジティブに行こう」と思ってます。

AYUMI：16時スタートと聞いているので、まだマシかなと……。これがもし昼の12時だったら…。「まだまだ大丈夫だ」っていう気持ちで挑もうと思っています。

――屋外での試合特有の難しさを感じることはありますか？

AMI：砂ぼこりが立っていると床が滑ったりすることはあります。あと、今回は屋根が付いているので平気だと思いますが、日光が直接当たるような環境だと、床が熱くなってしまったり……。
でも普段の野外イベントの時も、みなさんがスピーカーの位置とか気にしてくださっていて、音が会場内に響くように調整してくださっているんですけど、たまに野外イベントで音が外に逃げてしまうようなる時があるので、本番では音が外に逃げないことを願っています。

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