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【解説】競技でのメダル獲得は20年ぶり “セーリング混合470級”銀メダル 岡田奎樹、吉岡美帆

現地時間の8月8日、セーリング混合470級のメダルレースが行われ、日本の岡田奎樹選手と吉岡美帆選手のペアが2位に食い込み、銀メダルを獲得した。※トップ画像出典/Getty Images

图标kinggear图标KING GEAR编集部 | 2024/08/28

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出典/Getty Images

舵を取りながら帆を操るスキッパーの岡田選手は東京2020以来2回目、ヨット前方で帆を操るクルーの吉岡選手は2016年リオ大会、東京大会に続いて3回連続のオリンピックの舞台。パリ五輪から男女混合種目として行われたセーリング混合470級は、数回のオープニングレースの合計得点でメダルレース進出の10組を決めたのち、得点が2倍になるメダルレースでメダルを競うルールで行われた。

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岡田・吉岡ペアはオープニングレース計8レースの合計で3位に付け、メダルレースに進出した。メダルレースでも持ち前のチームワークで序盤から2位の好位置を維持して最終的に3位でゴール。この結果、オープニングレースの成績を含めた合計得点が2位となり、銀メダルを獲得した。セーリングで日本人選手が表彰台に上がるのは、2004年アテネ大会の関一人・轟賢二郎ペアの銅メダル以来となった。


<パリ五輪の戦績>
オープニングレース1/1ポイント(1位)
オープニングレース2/2ポイント(2位)
オープニングレース3/2ポイント(2位)
オープニングレース4/6ポイント(6位)
オープニングレース5/14ポイント(14位)
オープニングレース6/12ポイント(12位)
オープニングレース7/9ポイント(9位)
オープニングレース8/3ポイント(3位)
オープニングレース9/中止
オープニングレース10/中止
メダルレース/6ポイント(3位)
総合順位 2位


<概要>
岡田選手は1995年生まれ福岡県出身、吉岡選手は1990年生まれ、広島出身。5歳でセーリングを始めた岡田選手は、高校時代にアトランタ五輪銀メダリストの重由美子さんから指導を受けるなどして頭角を現すと、東京2020では男子470級で外薗潤平選手とのペアで7位入賞。吉岡選手は2016年リオ大会では女子470級で吉田愛選手とのペアで5位、東京大会では7位と、2大会連続入賞を果たしていた。

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同ペアは、パリ五輪から470級が男女混成で行われることを受けて、金メダルを獲ることを目標に東京大会後にペア結成。プリンセス・ソフィア杯や世界選手権など国際大会で次々と優勝するほどにチームワークを研ぎ澄まし、パリの舞台に臨んだ。