オリックスバファローズドラフト4位/【山中稜真(やまなかりょうま) 三菱重工East
三菱重工Eastの山中稜真選手は、オリックスバファローズにドラフト4位で指名された。※イラスト/vaguely
轮廓
名前:山中稜真(やまなかりょうま)
ポジション:捕手
投打:右投げ左打ち
生年月日:2000年12月14日
出身:神奈川県
身長/体重:178cm/82kg
経歴:横浜市立豊田中学校(横浜泉中央ボーイズ)ー木更津総合高等学校ー青山学院大学ー三菱重工East硬式野球部
選手としての特徴
社会人野球の名門とも言われる三菱重工Eastに所属する山中稜真は、打撃力が魅力の左打ちの捕手。左右に打ち分ける技術に優れ、特に逆方向への長打力も持ち合わせていることが大きな特徴だ。高校時代から木更津総合高校の主力打者として活躍し、打撃センスは早くから評価されていた。青山学院大学では外野手としてプレーし、プロ注目の3番打者として打線を牽引。社会人に入ってからも打撃は年々進化し、鋭い打球を左右に放つ力強いスイングでチームを支えている。また50メートル走6秒0の俊足を持つバランスの取れたプレイヤーであり、一塁手と外野手も務めるユーティリティーさも兼ね備えている。プロでも即戦力として期待されており、遠投100メートルという肩の強さも持ち、守備でもチームに貢献できる選手といえるだろう。
イラスト/vaguely
球歴
木更津総合高校での活躍
神奈川県横浜市出身の山中は、横浜市立豊田中学校時代に硬式野球チーム「横浜泉中央ボーイズ」に所属。
その後進学した木更津総合高校では、1年生の秋から2番・右翼手としてレギュラーを獲得している。2年夏の千葉大会では1番・一塁手として打率.391を記録し、チームの優勝に大きく貢献した。その後、甲子園初戦となる日本航空石川戦でも3打数2安打2打点の好成績を挙げ、全国の舞台でも存在感を示した。3年春には捕手に転向し、夏の大会では再びチームを千葉県大会優勝に導く。甲子園では3試合に出場し、打率.417を記録。攻守にわたって大きな貢献を見せた。
青山学院大学での活躍
青山学院大学に進学した山中は、1年生の春からリーグ戦でベンチ入りを果たすと、3年生の春から徐々に頭角を現すようになる。3年秋には5番・左翼手としてレギュラーを確保。開幕戦では亜細亜大学を相手に1号左越え3ラン本塁打を放ち、その打撃力を示した。4年春には打率.313、本塁打2本、打点9の成績を挙げ、外野手としてベストナインに輝いている。特に中央大学戦でのライトスタンドへのソロ本塁打は、内角の厳しいボールを捉えた一撃であり、高度な対応力が証明された。
通算で55試合に出場し、打率.289、4本塁打、25打点を記録。3年秋の一部昇格からは、チームの中心選手として成長を遂げた。
三菱重工Eastでの活躍
大学卒業後は社会人野球の名門である三菱重工Eastに入団。1年目からベンチ入りを果たし、春の大会では3番打者として主に右翼手兼一塁手としてプレー。夏の都市対抗野球大会で全国デビューを果たし、初戦の伏木海陸運送戦ではセンター直撃の三塁打を記録するなど、打撃面で大きなインパクトを残してる。入社2年目の夏の都市対抗では、チームの悲願となる初優勝に貢献。準々決勝の日本通運戦では外角高めの速球をレフトフェンス直撃の二塁打にするなど、勝負強さも発揮した。予選では2本の本塁打を放つなど、強打者としての評価を確立。プロからの注目を集め、ドラフト指名につながる成績を残した。
出場成績
高校時代の成績
2016年夏の千葉大会:優勝
夏の甲子園大会:準々決勝敗退
秋の千葉大会:2回戦敗退
2017年春の千葉大会:準決勝敗退
夏の千葉大会:優勝
夏の甲子園大会:1回戦敗退
秋の千葉大会:準決勝敗退
2018年春の千葉大会:優勝
春の関東大会:準決勝敗退
夏の東千葉大会:優勝
夏の甲子園大会:3回戦敗退
大学時代の成績
2019年春季リーグ戦(二部):2位(打率.500 2打数1安打 本塁打0)
秋季リーグ戦(二部):2位(打率.333 3打数1安打 本塁打0)
2020年春季リーグ戦:中止
秋季リーグ戦(二部):1位(打率.714 7打数5安打 本塁打0)
2021年春季リーグ戦:5位(打率.320 25打数8安打 本塁打0)
秋季リーグ戦:3位(打率.222 36打数8安打 本塁打1)
2022年春季リーグ戦:4位(打率.313 48打数15安打 本塁打2)
秋季リーグ戦:3位(打率.222 45打数10安打 本塁打1)
社会人での成績
2023年都市対抗野球:準々決勝敗退(打率.308 13打数4安打 本塁打0)
社会人野球日本選手権大会:1回戦敗退(打率.200 5打数1安打 本塁打0)
2024年都市対抗野球:優勝(打率.222 18打数4安打 本塁打0)
※記事内の情報は配信時点の情報です(2024年12月現在)