【AFCアジア最終予選おさらい】グループ首位を独走の日本代表ー小川と板倉のゴールで中国にアウェイで快勝
AFCアジア最終予選グループC第6節・日本vs中国の試合が、11月19日に中国の廈門白鷺体育場で行われた。8大会連続8度目のW杯本戦出場を目指す日本代表は、前半戦の5試合を負けなしで終え、2位と勝点7差をつけて首位を独走中。対する6大会ぶり2度目の本戦出場を目指す中国代表は、2連勝して勢いに乗っているところでホームに日本代表を迎えた。配信サービス「DAZN」では、この対戦のハイライトを配信している。※トップ画像出典/VCG via Getty Images
日本と中国、両チームのスタメンは?
日本代表のメンバーはGK鈴木彩艶。最終ラインに右から瀬古歩夢、板倉滉、町田浩樹。ボランチに遠藤航と田中碧。中盤はワイドに伊藤純也と中村敬人、インサイドに久保建英と南野拓実。最前線には小川航基が先発出場をした。対する中国代表の予想フォーメーションはGKワン・ダーレイ。最終ラインはフー・へタオ、ジャン・シェンロン、チュー・チェンチエ、ヤン・セジャン。中盤はトライアングルもしくはワントップでシェ・ウェンノン、ワン・シャンユエン、シュ・ハオヤン、ツァオ・ヨンチン。最前線にはウエイ・シーハオ、リン・リャンミンだ。
前半に日本がセットプレーから2点獲得!
最初のチャンスは23分に訪れた。相手のパスをカットした遠藤から、ボールを受けた久保が田中にパス。相手を引き付けた田中からリターンパスをもらい、久保がペナルティーエリア内左サイドの中村にパス。中村が右足でファーサイドを狙うもボールはゴールから大きく外れた。一方、29分に中盤でボールを奪った中国代表は、カウンターを狙う。リン・リャンミンがシュートを打つも、瀬古がシュートブロックをして防いだ。37分に中央へ切り込んだ久保が左足でミドルシュートを打ち、GKワン・ダーレイにセーブされるが、コーナーキックを獲得。ここで試合が大きく動く。久保のコーナーキックに上手く中国代表のマークを外した小川が頭で合わせ、先制点をあげた。
続く前半アディショナルタイムにも、コーナーキックでチャンスを得た日本代表。伊藤が蹴ったボールをニアサイドで受けた町田が頭で逸らし、ファーサイドに飛び込んだ板倉がダイビングヘッドでゴールネットを揺らした。セットプレーで2点をあげた日本代表は、無失点で前半を折り返した。
中国代表の反撃と攻めの姿勢を崩さない日本代表
後半が始まり、すぐに反撃に出る中国代表。49分にルーズボールを拾ったシェ・ウェンノンが上手くボールを運び、ウエイ・シーハオに繋げる。そこから斜めにパスを出すと、ウェンノンがスルーし、ファーサイドでフリーになったリン・リャンミンが右足で流し込んでゴールネットを揺らした。1点差に迫られ、日本代表はリズムを崩すかと思いきや、すぐに立て直す。
52分、中村がサイドチェンジを図り、そのボールを受けた伊藤が久保とパス交換をした後、縦に切り返しクロスボールあげる。ピンポイントのクロスにゴール前で待ち構えていた小川が合わせ、追加点を決めた。その後、69分にルーズボールを拾った中国代表はロングボールを繋げ、シーハオが右サイドから切り込みシュートを狙うも、GKの鈴木が好セーブ。残り10分を迎えても、日本代表は攻撃の手を緩めない。途中交代の鎌田大地と遠藤、田中のパス交換からチャンスが生まれる。田中がフリーでボールを持ち、右足でミドルシュート。しかし、残念ながらゴールの枠を外れてしまう。
終了間際にも途中交代の前田大然、古橋享梧、橋岡大樹が追加点のチャンスを作る。前田が縦にドリブルしながら左サイドから鋭いクロスをあげるが、飛び込んだ古橋がそれに合わせられず、シュートを打つことができない。そのルーズボールを拾った橋岡が、再度右サイドからクロスをあげる。しかし、古橋とタイミングが合わず追加点は叶わないまま試合が終了した。試合結果は、1-3で日本代表が中国代表を下した。
先制点を決めたコーナーキックは、久保のミドルシュートがきっかけで獲得したチャンスだ。攻めの姿勢を見せた久保の活躍が、日本代表によい流れをもたらし、勝利を引き寄せたのだろう。さらに2得点を獲得した小川の活躍も見逃せない。先制点を決めたセットプレーでは、きちんとチャンスを活かしシュートを決め、後半には伊藤のクロスに反応し、日本の勝利を確実なものにする追加点を決めた。この試合で中国代表に勝利した日本代表は、グループC2位のオーストラリアとの勝点差を9ポイントに伸ばした。
「DAZN AFCアジア最終予選ハイライト 中国vs日本 グループC第6節」
配信日:2024年11月19日(火)~
※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています