サッカー解説者“林陵平”が総括する「2024年のJリーグ」

DAZNで配信されている「Jリーグシーズンレビュー 2024」は、元プロサッカー選手の林陵平が2024年のJリーグを振り返り、トピックごとの注目ポイントを解説する特別コンテンツだ。#10の「林陵平の超個人的総括」では、解説者として活躍した林がJリーグを個人的な目線から総括した内容を語った。

キングギア編集部エンタメ班 | 2025/01/10

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サッカーへの熱い想いを解説者の目線で語る

まず林は、自身がJリーグの解説に登場したことを総括ポイントの1つとして挙げた。2024シーズンよりJリーグ公式映像の解説者として登場した林は全38節中27試合の解説を務め上げた。これは、Jリーグの解説を担当した水沼貴史や福田正博に次ぐ担当数だという。
「忖度なくロジックに色々なことを言っていたので」と自身の解説スタイルを振り返る林の解説を実際の映像とともにプレイバック。
「FC東京の方は4-2-3-1の3と1のところが、すごく孤立している感じがするんですよね。連動している感じには見えないので」「ヴェルディ側からしたら千田が簡単にシュート打たせすぎですよね。間合いも少し遠いですし」「これがやっぱりレイソルの形なんですよね。4-4-2のところから少し4-2-2-2みたいな形で、少しボックス型になって、マテウス・サヴィオが2ライン間で受ける。そのスペースに対してジエゴが上がってきた」など、客観的に試合のポイントを解説している様子がうかがえた。

「誰よりもサッカーが好きですし、見ているという自信はあるので。そこはもうブレずに謙虚に」「サッカーをより深く視聴者の方に見てもらいたいなという思いで僕は常に解説をしているので」とサッカーに対する熱い気持ちや、視聴者へいかにサッカーの奥深さを届けるかという想いを語った林。

よりサッカーの楽しさを伝えたい林は、Jリーグの解説の中で小ネタも挟むようにしているそうだ。実際に「鈴木優磨って日本のベンゼマじゃないですか？ベンゼマとすごく被ります」「ゴールを決めた濃野くんも素晴らしかったけど、僕はその前の日本のベンゼマの少し外してからのパスが、あれが完全に局面をずらしてるんですよ」など、「日本のベンゼマ」というキャッチーなフレーズを用いて、視聴者の興味を引き付けるような解説スタイルを見せている。

その後、来期の解説への意気込みも飛び出した。
「戦術的な目線もそうですし、ジャーナリストの目線もそうですし、ちょっと面白いことを言うみたいなものも含めて、林陵平独自の解説を来シーズンも頑張っていきたい」と語った。

Jリーグの元選手である林が喜んだポイントとは

Jリーグで育ったという林が「僕としては嬉しいことが1つありまして」と前置きしながら挙げたのは、2024シーズンの観客数が今までのJリーグの中でも過去最多だったことだ。2024年のJリーグの総入場者数は、10月20日の地点で1044万5133人を記録。Jリーグの最多総入場者数である2019年の1039万7482人を上回ったのだ。

「これは本当に素晴らしいことですよ。スタジアムに色々な方が足を運んで、その試合を生で見る。もちろん映像で観るのも大事ですけど、スタジアムの雰囲気を感じて試合を観るというのもすごく大事なこと」と、実際に観に来てくれる人々が増えたことへの喜びを表現した。
さらに、「選手からしたらスタジアムに人が集まって、熱気を届けてくれることが何よりも原動力になる」というJリーグの元選手ならではの説得力のあるコメントも残した。

「来シーズンもっともっと人が入ってくれると嬉しい」と2025シーズンへの期待を見せた林。「解説では色々なスタジアムに行きたい。まだ広島のスタジアムとか行っていないので、行ってみたいなと思いますし、また来年機会があれば色々なスタジアムに顔出して、色々なスタジアムのよいところを感じて、解説していきたいなと思っています」と解説者として自身の今後の展望も語った。

『Jリーグシーズンレビュー 2024』
#10「林陵平の超個人的総括」より
配信日：2024年12月9日
※記事内の情報は配信時点の情報です

#サッカー #Jリーグ

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