
FC町田ゼルビアが迎える勝負の2年目!今季の新戦力が語る“意気込み”とは
FC町田ゼルビアは、2024シーズンから初めてJ1に昇格した。初挑戦でありながら、優勝争いに絡む大健闘。結果、3位でシーズンを終えた。今シーズンはタイトルの獲得を目指し、国内カップ戦だけでなく、ACLでの戦いも待っている。今回は今季から新戦力として加わった4選手にフォーカスしその意気込みを紹介していく。※トップ画像出典/Getty Images

2025シーズンからの新戦力が語る意気込み
GK守田達弥は、柏レイソルからの完全移籍。191cmの高さを活かしたセーブやハイボールの処理が得意な守田は、「(味方への指示である)コーチングを含め、ディフェンスラインを構築して失点を減らしていきたいと思っている」と話す。サポーターに向けて、「今年で35歳になりますが、ゼルビアと共にまだまだ成長していきたい」と抱負を語った。
アビスパ福岡から完全移籍したボランチの前寛之は、J1屈指のハードワーカー。球際の強さが武器で、「中盤でボールを奪うところを見てほしい」と話す。また、対戦して脅威だったFC町田ゼルビアの選手に、昌子源とドレシェヴィッチを挙げた。特にドレシェヴィッチが「去年1番上手いセンターバックだと思いました」と振り返った。

FW西村拓真は、横浜F・マリノスからの完全移籍。日本代表経験もある西村は「ハードワークをし、ゴールで貢献したい」と話す西村は、本職のFWに加えトップ下もこなせる高い攻撃センスが魅力。FC町田ゼルビアに移籍を決めた理由について、「刺激をもらいながら、新しい環境で成長したいと思い、移籍を決めた」と教えてくれた。第2節のFC東京戦には移籍後初ゴールを決め、チーム勝利に大きく貢献した。
最後に紹介するのは、ヴィッセル神戸から完全移籍したDF菊池流帆。体を張ったディフェンスと、打点の高いヘディングが持ち味の菊池は、監督である黒田剛の青森山田時代の教え子でもある。移籍を決めた理由を「神戸にいましたが、試合に出られずに悔しい思いをしていました。新しい環境の中で、厳しい競争を勝ち抜いて、ゼルビアの優勝に貢献したいです」と、意気込みを語った。
新加入したヘッドコーチの有馬賢二に期待される役割
町田ゼルビアサポーターの佐藤満春氏は、今季補給の重要人物として、有馬ヘッドコーチを挙げた。その理由について、「唯一、町田が去年リーグ戦で連敗したチーム(サンフレッチェ広島)のヘッドコーチだったので、町田の問題点を知り尽くしている」と話す。また「選手を育てるのがすごくうまい」と佐藤氏。「広島の前に(ファジアーノ)岡山の監督をやられていて、当時の岡山から成長して、今J1にいる選手が多い」。
有馬ヘッドコーチは、黒田監督から期待されていることについて、「今までゼルビアは、ロングフィードで攻めることができて、それが強みだった。(黒田監督からは)『さらに違うカードも持ちたい。さらに幅を持ったチームにしていきたいから一緒につくらないか?』と話をもらった」とコメント。
今季の町田ゼルビア躍進のキーパーソンのひとりとして、その手腕にも注目していきたい。
2025シーズンの開幕戦は、2月16日(日)に行われたサンフレッチェ広島戦。結果は1‐2で広島の勝利で終わり、悔しくも黒星発進となった。それをバネに先日22日第2節のFC東京には0‐1で勝利で白星を飾った。
今シーズンの目標はずばりタイトルの獲得。昨シーズンよりさらにパワーアップしたチームは、どのような活躍を見せてくれるのだろうか。
『FC町田ゼルビアをつくろう~ゼルつく~|2025#177』(2025年2月17日配信)より
※記事内の情報は放送当時の内容を元に編集して配信しています