
大谷翔平、弗里曼、贝茨……三月开幕赛前值得关注的五位道奇队球员
シカゴ・カブスとロサンゼルス・ドジャースが顔を合わせるメジャーリーグの開幕戦『MLB 東京シリーズ 2025(MLB Tokyo Series presented by Guggenheim)』が今年3月15日(土)~19日(水)にかけて東京ドームで開催される。現在アリゾナ州でキャンプ中の同チームより、ロサンゼルス・ドジャースの注目野手を5人紹介。※イラスト/これ松えむ

今季『二刀流』完全復活なるか?大谷翔平

2012年ドラフト1位で日本ハムに入団後、投手と野手の「二刀流」を貫き、さまざまな可能性を切り開いてきた。2015年には、最多勝と最優秀防御率の活躍。チームが日本一に輝いた2016年には最優秀選手を手にするなど、投手として42勝(15敗)。野手としては403試合に出場し、打率.286 、48本塁打166打点の成績を残し、海を渡った。
2017年にポスティングでロサンゼルス・エンゼルスに入団後(2018年4月にMLB投手デビュー)も、二刀流を継続した大谷は、2度の故障を経験するも、2022年には投手としては自己最多15勝を挙げ、打者としては2021年から2年連続の30本塁打(2021年46本/2022年34本)を達成。2023年は44発でアジア人初の本塁打王に輝き、2度目のリーグMVPを受賞するなど、投打の双方において世界トップレベルにあることを証明した。
打者としては打率.304、44本塁打、95打点。投手としては10勝(5敗)の成績を残した2023年オフにFA権を取得し、ロサンゼルス・ドジャースへと移籍。
2023年の右肘内側側副靭帯損傷の影響により投手としての登板はなかったが、打者としては大リーグ史上初のシーズン「50本塁打50盗塁」を達成するなど、規格外の成績でチームのワールドチャンピオン獲得に貢献した。今季は投打『二刀流』の完全復活を視野に入れるが、日本開幕戦では打者のみの出場になることが予想されるため、今回は注目野手として紹介したが…。大谷は再び二刀流で輝きを放つことができるだろうか?彼のさらなる活躍に注目していきたい。
昨季ワールドMVP獲得!フレディ・フリーマン

昨季は3番一塁手として起用されたフリーマンは、両親がカナダ出身で、2023年のWBCにはカナダ代表の一員として戦った実績を持っている。
2007年にドラフト2巡目でアトランタ・ブレーブスに入団したフリーマンは、2020年にナショナル・リーグのシーズンMVPを獲得。2021年にはブレーブスの26年ぶりのワールドシリーズ制覇をもたらすなど、輝かしい実績を残した2021年オフに6年契約を結びドジャースに入団した。移籍初年度(2022年)は両リーグ1位のシーズン199安打を記録するなど、移籍後も存在を示し、昨季は主に3番、一塁手を任され、打率.282 、22本塁打、89打点。ワールドシリーズでは第1戦で史上初となる逆転サヨナラ満塁本塁打を放つなど、勝負強さも光り、この活躍でワールドMVPも獲得している。
今季は遊撃手転向を決意、MLB最高レベルの野手ムーキー・ベッツ

昨季は大谷の前後の打順を任され、守っても遊撃手、骨折からの復帰後は右翼手としてプレーする器用さを見せ、打率.289、19本、75打点、16盗塁の成績を残し、ユーティリティ部門で7度目のシルバースラッガー賞を受賞している。
2011年のドラフト5巡目でボストン・レッドソックスに入団したベッツは、2014年にメジャー昇格を果たすと、2015年からはレギュラーに定着。シルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞を獲得し、打率.318、31本塁打、113打点、26盗塁の成績を残した2016年には、史上21人目となるシーズン2度の1試合3本塁打も放った。2018年には2度目のシルバースラッガー賞と3度目のゴールドグラブ賞、そしてMVPの活躍でレッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献。2020年2月にトレードでドジャースに移籍。なお複数トレードの相手には、ジーター・ダウンズ(福岡ソフトバンクホークス)も含まれていた。
2020年のワールドシリーズでは大手をかけた第6戦で本塁打を放ち、1988年以来となるドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献。2022年には最終的に当時のキャリアハイである35本塁打を記録。2023年には152試合に出場し、打率.307、39本塁打、107打点を記録し、6度目となるシルバースラッガー賞を受賞している。
今季は本人も再転向の決意を固めたという報道もある通り、再び遊撃手での起用が想定されており、32歳でのコンバートが吉と出るのか。チャレンジの行方にも注目だ。
主砲として2年連続のWS制覇貢献に期待がかかる、テオスカー・ヘルナンデス

2011年にヒューストン・アストロズに入団。2016年にメジャーに初昇格を果たすも、本格的にレギュラーとして起用されるようになったのは、2017年途中に青木宣親とともにトロント・ブルージェイズにトレードで加入してからのことだった。2018年、19年に2年連続20本塁打を放つ活躍を見せると、2020年にはシルバースラッガー賞を受賞。32本塁打の2021年も続けて同賞を獲得し、長距離砲としての才能を開花させていった。2023年にはドミニカ共和国の代表としてWBCのメンバーに選出。2023年シアトル・マリナーズでの26本塁打、93打点の活躍後にFAでドジャースの一員に加わった。昨季のドジャースでは4番として154試合に出場し、打率.272、33本塁打、99打点、12盗塁の活躍。本塁打は自己最多記録を更新し、オールスターゲームでは優勝も勝ち取った。一時は流出の噂もあったが、晴れて交渉がまとまり、今年もドジャーブルーのユニフォームでプレーすることに。主砲としてチームを2年連続ワールドチャンピオンに導くことができるか。
ウィル・スミス

長打力を武器とするドジャースの正捕手で、2016年のドラフト1巡目指名を受けてドジャースに入団してから、一度も他チームに移籍せずにプレーしている選手だ。2019年メジャーに初昇格すると、翌年からレギュラーポジションを掴み、チームのワールドシリーズ制覇に貢献。2021年から22年にかけては、2年連続20本塁打を放つなど、投打にわたってチームを支えてきた。2023年にはアメリカ代表としてWBCに出場。メジャーリーグを代表する捕手に成長した。日本人投手を支えるリードとその打棒に注目したい。
注目度の高い一戦で選手たちはどのようなパフォーマンスを見せるのか。今季を占う一戦を固唾を飲んで見守りたい。
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