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【J1第3節】福岡 vs 川崎F「采配がズバリ的中」“長谷部フロンターレ”がアウェイの地で逆転勝利を飾る

2025年2月26日、ベスト電器スタジアムにて明治安田J1リーグ第3節のアビスパ福岡vs川崎フロンターレが行われ、川崎Fが1-2と逆転勝利へ導いた。福岡を率いた長谷部茂利監督の体制での勝利となったのも見どころだ。攻撃の戦術やファインプレーを振り返る。※トップ画像出典/PhotoAC

图标kinggear图标KING GEAR编集部 | 2025/03/07

ナッシム・ベン・カリファ移籍後本陣で初得点

福岡にとって相性が悪い川崎F。過去の対戦成績を振り返ると、福岡は直近6試合で1分け5敗。そして開幕2連敗の福岡が、昨季まで指揮した長谷部監督率いる川崎Fをホームに迎えた一戦となっている。

福岡の予想フォーメーションは3-4-2-1。直近のリーグ戦からのスタメン変更は5人で前嶋洋太、松岡大起、紺野和也、岩崎悠人、藤本一輝が外れ、田代雅也、秋野央樹、志知孝明、ナッシム・ベン・カリファ、金森健志が入る形となる。対して川崎Fの予想フォーメーションは、4-2-3-1。直近のリーグ戦からのスタメン変更は2人。河原創、伊藤達哉が外れ、橘田健人、家長昭博が入る。

前半3分、先制攻撃を仕掛けたのは、川崎Fだ。マルシーニョがボールを奪取し、山本悠樹へ繋ぎ、ペナルティエリア手前からシュートを放つも、ゴールの上に外れてしまう。この後もこぼれ球に反応した家長がペナルティエリア中央からシュートを放つも、ゴールの枠に当たり、チャンスを逃していく。

そんな中、前半15分に先制点を決めたのは福岡だ。ベン・カリファがペナルティエリア右から一対一になり右足でゴールに押し込む形となった。ナッシムは移籍後2年目にして、待望の福岡での初ゴールを決める形となった。

直近15分のポゼッションは福岡43%、川崎F57%と、やや川崎Fが優勢だが昨季までの長谷部体制と同じく福岡がコンパクトに守っているため、容易に崩すことができずにいる。

川崎Fにチャンスが訪れたのは前半32分。川崎Fの山田がペナルティエリア内でボールを収めると右サイドでFKを獲得。その後前半42分、三浦がインスイングのクロスを入れ、ゴール前で家長によるバックヘッドで同点に追いつき、1-1で前半を折り返した。

後半は、選手交代で勝敗が大きく揺れた。福岡は途中出場の岩崎悠人や紺野和也がチャンスを作り出して流れを呼び込むが、決めることができずにいる。対して川崎Fは、3枚替えを決断。69分にエリソン、伊藤、佐々木旭を送り込み、右サイドからの活性化を試みる。見事に決まったのは後半85分。中盤右サイドから伊藤がアーリークロスを入れ、エリソンが飛び込み、豪快なヘディングシュートで逆転となった。長谷部采配がズバリ的中した試合だった。

長谷部監督が5年間監督を務めた古巣での勝利

それぞれの攻撃戦略や今後の課題について分析してみよう。川崎Fは、先制点を許したものの前半で同点に追い付いたタイミングがよく、試合の流れを変えたことは大きい。また、2得点とも伊藤や三浦のサイドからのクロスで点を取る新しい攻撃の形を見せてくれたのも大きな特徴だ。

対して福岡は、攻撃に出るもののオフサイドになってしまう場面が多く試合の精度を上げてていくのが課題となる。とはいえ、ホームでナッシムが先制点&初得点したのも理想的で、開幕後に連敗が続いていたものの、調子が上がってきているのがうかがえる。

川崎Fにとって、福岡との一戦は、長谷部監督が5年間監督を務めた古巣というのが見どころ。それ故に、監督自身は絶対に負けられないと挑んだはずであるとともに、監督の元で指導された選手たちもまた、同じ気持ちだっただろう。

最後に、初得点を決めたベン・カリファの試合後インタビューで締めくくる。ベン・カリファは、「結果としては残念ですがシーズンはこれからなので、勝ち点を積み重ねていけたらと思います。秋野選手からはいいパスが出ましたし今後も継続していきたい。次も決められるように準備します」と語った。

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参考:『DAZN【福岡 vs 川崎F:第3節】“長谷部フロンターレ”がアウェイの地で逆転勝利を飾る』(2025年2月26日※試合ハイライト)

※記事内の情報は配信時点の情報です