
【J1第9節】先発7試合ぶりのMF岩崎悠人が今季初得点を決め、福岡暫定3位浮上!
2025年4月6日、ベスト電器スタジアムにて明治安田J1第9節のアビスパ福岡vs浦和レッズが開催。3月以降、無敗で絶好調の福岡が浦和をホームに迎えて挑んだ一戦は、1-0で勝利を下した。※トップ画像出典/Pixabay(トップ画像はイメージです)

浦和のカードはホーム試合2021年以後負けなしの福岡
両者の過去対戦成績は16勝4分け7敗と浦和の勝ち越し。浦和が優勢に見えるがホーム戦だけを切り取ると2021年以降浦和に負けなし。この無敗という過去の対戦成績とリーグ戦序盤は3連敗があったものの3月以降無敗で、直近5試合で4勝1分と好調な点から福岡に追い風が来ているとも言える。アルビレックス新潟と対戦した前節は、ここまで出番の少なかった選手をスタメンに起用しながら勝利を導き出した。今節のスタメンは、前節から4人変更し勝負をかける。変更選手は、FWナッシム・ベン・カリファ、MF名古新太郎、MF藤本一輝、MF秋野央樹に代わりFWシャハブ・ザヘディ、MF紺野和也、MF岩崎悠人、MF北島祐二を起用。特にFW岩崎は第2節・ガンバ大阪戦以来7試合ぶりの先発を果たす。勝点13で6位の順位の駒を1つでも進めたいところだ。注目すべきは、勝ち試合はすべてクリーンシートだという点。守備もよく加点でも活躍が目立つDF田代雅也やDF安藤智哉などディフェンス陣が奮闘していることがわかる。予想フォーメーションは3-4-2-1。
一方の浦和は、直近5試合の成績は2勝2分け1敗で勝ち点10の現在11位。混戦状態が続くJ1リーグ戦は1つでも多く勝ち点を獲得し上位争いに入りたいところだ。前節の清水戦から変更したスタメンは2名。DF荻原拓也、MFマテウス・サヴィオが外れ、2試合ぶりのMF金子拓郎と、6試合ぶりのDF長沼洋一に変更した。浦和の予想フォーメーションは4-2-3-1。
福岡がフォーメーションを変え徐々にペースをつかむ
序盤は浦和にボールを握られる展開が目立ったが、前半15分、17分と連続でFWチアゴ・サンタナがシュートを打つもGK村上昌謙にセーブされてしまう。福岡は、前半30分以後3バックの足元をすくわれないようにするため、DF前嶋洋太を下げて守備のときは4バックに変える4-2-3-1にフォーメーションの修正をかけた。ビルドアップで調整をするようにしたところ、福岡がペースを取り戻していく。浦和はロングボールで果敢に攻めるも福岡のディフェンスにつかまってしまう。次第に福岡のボール保持時間が増え、相手陣内に攻め込むものの、得点は獲得できずスコアレスで後半へと向かう。
7試合ぶり出場の福岡MF岩崎悠人が今季初得点を決める
後半、最初にチャンスを迎えたのは浦和。後半50分、相手のFKをはじき返したボールを右サイドで拾ったMF松尾佑介が、ドリブルでボールを前へ運びFWチアゴ・サンタナへパスを送りシュートを放つ。しかしこれをGK村上が前に出てブロックし、ゴールを揺らせない。その後もフリーキック、コーナーキックが3本続き敵陣地へ押し込むがここでもゴールを奪えずに終わってしまう。少しのチャンスを逃さない福岡は後半65分、MF北島に代わって52分からピッチに入っていたMF名古のクロスに、MF紺野がヘッドで合わせる。これは惜しくも枠を捉えられなかった。後半68分、MF名古のコーナーキックからゴール前で混戦となり、相手が辛うじてクリアしたボールをMF岩崎がいなし、タイミングを合わせてシュートを決めた。攻め続ける福岡は後半85分に交代で途中出場したDF安藤がゴールを揺らすも、オフサイド判定に。福岡は堅い守備で最後までゴールを守り1-0で幕を下ろした。福岡は勝点3を挙げ暫定3位に浮上した。
DAZN「明治安田生命J1リーグ ハイライト福岡 vs 浦和 : 第9節 」(2025年4月6日配信)より
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