
巨人の開幕3連勝なるか!巨 VSヤクルト第3戦を振り返る
2025プロ野球が開幕したが、開幕から連勝の読売ジャイアンツが3連勝してスタートダッシュを決めるか、ヤクルトスワローズが意地を見せるのか。開幕3連戦の第3戦をハイライトでお届けする。※トップ画像出典/Pixabay

巨人に新加入した石川が投打の活躍
開幕2連勝の巨人、3戦目は昨季DeNAベイスターズで戦力外となり、巨人へ移籍した石川達也投手が先発。プロ未勝利で移籍後初登板となるが、キャンプからの猛アピールもあり、開幕ローテーションを手にした。一方のヤクルトは高橋奎二投手が先発。昨季は2年連続で負け越すも、キャリアハイに並ぶ8勝をマーク。シーズン終盤では抜群の安定感を示した。今季は自身初の2桁勝利を目指す。
石川はヤクルト打線を1回、2回と三者凡退に打ち取り、抜群の立ち上がり。巨人は2回裏にチャンスを迎える。先頭打者・岡本和真の当たりはショート深い位置への内野安打、ヘルナンデスがフォアボールを選び、無死1・2塁と一打得点のチャンス。続く坂本勇人、甲斐拓也がゴロで倒れるが、門脇誠がしぶとく8球粘った末にフォアボールを選び2アウト満塁とする。ここで迎えるバッターはピッチャー石川。レフト前へ落ちるタイムリーヒットを放ち巨人が先制する。石川はプロ初ヒット初打点を記録した。引き続き2アウト満塁の得点チャンス。失点のヤクルト高橋はここで気負いしたのか、若林楽人への2球目のチェンジアップがすっぽ抜け大暴投。その間に3塁ランナーが生還し巨人はさらに追加点。2点のリードを奪う。3回、4回と両チームヒットは出るものの、好投を続ける石川、持ち直した高橋両投手が粘りのピッチングで無得点に抑える。
巨人追加点のチャンスも無得点、両チーム中継ぎ陣の粘りが光る
5回表、この回で勝利投手の権利を得る石川は、先頭の茂木栄五郎にフォアボールをあたえ、代打・増田珠はライト前ヒット。1アウト1・2塁の失点をピンチを迎えるが、後続を打ち取り無得点に抑える。石川は5回を投げ89球、3安打、2四球、4奪三振の無失点で後続にマウンドを託した。5回裏、ようやく巨人に追加点のチャンスが訪れる。ヤクルトのピッチャーは、この回から高橋に替わり長谷川宙輝投手がマウンドに立つ。長谷川は巨人の先頭打者キャベッジに死球をあたえると、続く吉川尚輝はレフトへのヒットで出塁。無死1・2塁のピンチに、たまらずヤクルトは木澤尚文投手に交代。その木澤は岡本へフォアボール、無死満塁の大ピンチを迎えるが、続くヘルナンデスを空振り三振、坂本をサードゴロ、甲斐をピッチャーゴロにうちとり、大ピンチを切り抜けた。
巨人待望の追加点、ヤクルトは打線がつながらず完封負け
ヤクルト中継ぎ陣をなかなか攻略できない巨人は8回裏、先頭の甲斐がライトへのツーベースヒットで出塁、門脇の送りバントなどで2アウト3塁とすると、代打の大城卓三がライトへのタイムリーヒットを放ち、貴重な追加点をあげ巨3-0ヤに。9回表、巨人は守護神マルティネス投手がマウンドにあがる。マルティネスは長岡秀樹をファーストゴロ、宮本丈もファーストゴロで2アウトとするが、茂木にフォアボール、松本直樹にレフトヒットを打たれ、2アウト2・3塁のピンチを迎える。しかし、続く代打・丸山和郁を三振に打ち取り試合終了。石川はプロ初勝利、マルティネスは移籍後初セーブをあげた。
巨人は2試合連続の零封勝ちで、5年ぶりの開幕3連勝を達成。打線のつながらないヤクルトは8安打3得点の巨人に迫る7安打を放つも無得点。反撃及ばず3連敗を喫した。
DAZN『プロ野球ハイライト 巨人 VS ヤクルト 3/30』
配信日:2025年3月30日(日)
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