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ベイスターズファン相川七瀬が「進化」の始球式 tvk_3chナイターで中11日登板と放送席ゲスト出演

熱烈なベイスターズファンで知られる相川七瀬が、tvk_3chナイターで今シーズン2回目の公式戦始球式に挑戦した。4月28日にも横浜スタジアムのマウンドに上っており、何と「中11日」の登板。これはこの日先発した阪神・青柳晃洋の「中13日」を上回るペース。スタンドには驚きと喜びの声が湧き起こった。

图标 img 20200702 114958 井上 尚子 | 2024/05/13
ベイスターズのおかげでイメージカラーが青になったという相川には、ベイスターズのユニフォームがよく似合う。背中には「NANASE」のネーム入り。この日の背番号はtvkになぞらえて「3ch」だ。グラブもベイスターズのロゴ入りの青。

ベイスターズ主催試合での始球式は過去4回行っているが、その日の勝率は7割5分と高く、ファンからは「勝利の女神」の呼び声も高い。

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筆者撮影
投球の練習も怠らない努力家だが、回を重ねても始球式は「ライブよりも緊張する。ライブの方が数千倍マシ」という。出番を待つ間にはスタンドから聞こえる応援歌を一緒に口ずさんでいた相川七瀬だが、その表情は幾分硬かった。意を決したようにしっかりした足取りでマウンドに向かい、ボールを手に持つ。先発投手の東克樹、バートとチャピー、それにTVKのキャラクターである「カナガワニ」が見守る中、セットポジションから小さなテイクバックで相川が投げた。手を離れたボールは山なりに、左バッターボックスで構える阪神近本の背中を通っていった。方向は逸れたが、投球距離は以前より伸びているようだ。思いきりの良い投球に、スタンドからは「おおっ」とどよめきが起きた。

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筆者撮影
ボールの行方を見ながら照れたように笑顔が弾け、スタンドからは惜しみない拍手が送られた。捕手の山本祐大からボールを受け取ると、相川は大事そうに持ち運んだ。

1995年に歌手デビューして以来精力的に活動を続ける歌姫は、2001年に結婚すると、出産と育児を経験した。また猛勉強の末に高卒認定、大学入学と卒業、今春には大学院へと進み、成長を続けている。歳を重ねても生き生きとした姿を見せる相川が、また一つベイスターズとともに大切な1ページを刻んだ。

相川はテレビ神奈川の「tvkプロ野球中継 横浜DeNAベイスターズ熱烈LIVE」2024年度のテーマソング『Blue Star』を書き下ろしている。そのためこの日の「tvk_3chナイター」に招待され、始球式とLIVE実況席でのゲストを務めた。この日の解説はベイスターズOBで相川のCDも買ったことがあるという須田幸太さん。アナウンサーと解説・ゲストは息もぴったりで、ベイスターズ愛たっぷりの中継を作り上げた。

試合は2-3と惜しくもベイスターズが勝利を逃したが、一時は筒香・京田のタイムリーで同点に追い付くなど、白熱した展開となり、放送席も興奮を露わにしていた。6回に打球が頭に当たって交代した宮崎敏郎には、阪神ファンも含め心配する声が寄せられた。

相川七瀬は次男が小学校でベイスターズの帽子をもらったのがきっかけで次男がファンとなり、自分も野球を見始め、横浜スタジアムに通うようになった。野球初心者でも楽しめる球場に魅力を感じ、昨年は年間30試合も観戦したという。家族も野球好きで、まさに野球は生活の一部。国学院大学神道文化学部を卒業して同大学大学院で民俗学を学ぶ学生でもあり、横浜とともに「進化」し続ける相川七瀬は、ベイスターズファンを公言してから野球好きの友人知人が増え、野球を介して世界を広げてもいる。その姿は終始ベイスターズ愛と野球愛に満ちており、球団を問わず選手へのリスペクトを常に持ち続けている。自分の仕事や研究に打ち込む傍ら、野球ファンとしてファンと同じ目線で見続け、野球のある生活を楽しむ姿が、ファンに幅広く受け入れられているのだろう。

試合後のXで相川は「今日の中継と始球式ありがとうございました。両チームの力が拮抗して最後まで分からない試合でした。残念ながら負けてしまいましたが、今日は思いきり落ち込んで、明日からまた熱烈応援します!!」とコメントを投稿した。
インスタグラムの投稿では、翌日のチケットも持っているが、急遽仕事で地方へ行くことになったと明かし、球場やテレビで観戦するファンに「私の分まで応援よろしくお願いします」と託した。

『Blue Star』はファンの気持ちであるとともに、全ての人への応援ソングだ。軽快なメロディに乗せて「ともに笑いあえる、その時まで」と歌う。勝利の女神とはならずとも、ベイスターズとファンに寄り添う相川七瀬。最後まで諦めずに声援を送り、勝っても負けても「ファンに出来るのは信じ抜くこと」と前向きな言葉で自らとファンを鼓舞する。その澄んだ声と明るい笑顔が、ベイスターズファンの共感を呼んでいる。