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ココリコ田中直樹さんインタビュー中編 NBAに革命をもたらした男、五輪初出場果たすステフィン・カリーの魅力「地球上で最高のシューター」

7月26日に開幕を迎えるパリ五輪で注目競技のひとつがバスケットボール。なかでも、世界最高峰のNBA選手が集結する男子バスケのアメリカ代表には世界中から高い関心が寄せられる。今回は「NBA芸人」としてお馴染みのお笑いコンビ、ココリコ・田中直樹さんに独占インタビュー。2回目は世界屈指の選手として知られるスター、ステフィン・カリーやケビン・デュラントの凄さ、彼らが集結するアメリカ代表のチームとしての可能性を聞いた。※トップ画像:撮影/長田慶

图标 30716468 1048529728619366 8600243217885036544 n伊藤雅孝 | 2024/07/01
▼前編はこちらから
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特殊内容

ココリコ田中直樹さんインタビュー前編 パリ五輪・米ドリームチームを率いる39歳の“キング”、レブロン・ジェームズの凄み

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「カリーが出ているだけで楽しい」

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来源/盖蒂图片社

--ステフィン・カリー選手もパリ五輪のメンバーに入りました。どんな印象がありますか?


僕はシューターが好きなんです。クレイ・トンプソンしかり、シューターに対しての憧れとか好きが強いので、本当にあんなに見ていて楽しい選手はいない。僕はクレイが好きなんですけど、当然カリーも大好き。なんか明るいじゃないですか。


カリーがコートにいるだけで、いつもニコニコして楽しんでいて、カリーが出ているゲームを見ているだけで楽しいんですよね。本当に凄い存在だなと思います。カリーが出てくれるというのもあって五輪も楽しみです。


オールスターで16本決めたのはいつでしたっけ?あのオールスターがたまらなかったですね。


※2021-22シーズンのオールスターで3ポイント16本を含む50得点でMVPを獲得


--NBAの歴史上スリーポイントをこんなに決める選手は出てきませんでした。NBAの歴史を変えたと思いますか?


それはあります。カリーの出現以降、ビッグマンを含めてスリーポイントが打てないとなかなかコートにも立てない。大きくNBAのこれまでの歴史を変えた選手。よく、子どもたちが遠くから打ちたがると言いますよね。僕も、もし自分が今からバスケをやるなら、シューターになりたいと思います。


ハライチ澤部さんらと情報交換



--ちなみに田中さんはプレーはされるんですか?


僕はプレーは全然しないです(笑)ボールを持って駒沢(公園)とかに行ったことはあるんですけど、プレーされてる方がいて、そこで混ぜてくださいとは言えなかったです。明治神宮の公園の近くにコートがあって近くで見たり、自分もボールを持って行ったりするんですけど、誰かがいたら入れないです。


(ハライチの)澤部さんとかがプライベートで誘ってくれるんですけど、タイミングが合わなかったり。それでも「素人の人でも大丈夫ですよ!」と言ってくれるので、タイミングが合えば行きたいと思っています。


--芸人さんの中でNBAの情報を共有するコミュニティみたいなものはありますか?


澤部さんとは現場で会った時に見たゲームの感想とか話をしたりしますね。(ハナコの)岡部さんもです。LINEでいうと、麒麟の田村さんとか(レイザーラモン)RGさん、大西ライオンさんとかバスケが好きなメンバーが10人くらい集まっているグループがあります。それはファイナルの時期とかはよく動いています。みんな早くて僕は入っていけないです(笑)


--澤部さんは実際にプレーされるんですか?


澤部さん、岡部さんはプレーしています。田村さんはめちゃくちゃ上手い、田村さんの参加しているチームの練習に昔1回行ったことがあります。

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摄影/永田圭

明るい人間性も魅力


--カリー選手で思い出に残る1試合、ワンシーンはありますか?


うわー、難しいですね(笑)どれだろう? 今シーズンウォリアーズの試合は全部見ているんですが、3試合連続7本くらい決めていた中盤くらいですかね。※4試合連続7本以上を記録


あとは2021年のニックス戦、レギュラーシーズンの記録を更新したスリーポイントですかね。レイ・アレンを抜いた1本です。


--カリー選手は今回、五輪初選出です。初めて見る人への注目ポイントは?


カリーのスリーポイントは間違いない。レンジの広さやリリースの速さや正確性とか、スリーは1番の魅力だと思います。あとはキャラクターや人間性。カリーがプレーしているだけで、華があって明るくなって会場が盛り上がるとか、そういう力がある人だと思います。


カリーはスリーが入ろうが入らまいが必ず試投してくれるので、その場面をたくさん見れるというのはワクワクします。シュートがたくさんあるのはバスケを見るひとつの要素だと思うので、遠目のレンジ、どこからでもシュートが打てる選手というのはいいですよね。


カリーは歴代最高のスリーポイントシューターだと思いますし、この年齢でまだまだ(力が)落ちる選手ではないと思うので、どんどん記録を伸ばして、しばらくはこの先(記録が)抜かれないかもしれない。まだまだ最高記録が伸びる選手を現役で見られている。地球上でも最高のシューターだと言ってもおかしくないと思います。


--もう1人聞かせてください。ケビン・デュラントはどういう選手ですか?


本当にバケモンみたいな選手で、あのサイズで柔らかいタッチのシュートが打てて、どこからでも得点が取れる。隙がなくて、得点力がえぐいですよね。


--レブロン選手、カリー選手、デュラント選手…。全員点が取れると思うんですが、そのなかでデュラント選手の特徴はなんですか?


得点のバリエーションがとても多くて、どのシーン、どの場面でも得点が取れます。「得点を取る能力」に長けた選手で、高確率で安定して数字が残せる。クラッチな場面でも、ボールを任せられる。一人でも局面が打開できるとか、本当に得点に関してこんな選手がチームにいたら心強い。


僕はレブロンやカリーより、「得点する」ということに関しての能力、パターンは多いんじゃないかと思います。しなやかさや柔らかさをあのサイズで備えているのでそれが印象深いですね。


アメリカチームとしての可能性


--アメリカのチームとして考えた時に、レブロン選手、カリー選手、デュラント選手はどう機能しますか?


どうなるんでしょうか?カリーとかスターターで出てくるんですかね?


様子を見ながらメンバーは決まっていくとは思うんですけど、ほかにも(デビン・)ブッカーいますよね?アンソニー・エドワーズがいて、アンソニー・デイビスがいて、(バム・)アデバヨもいて、(ドリュー・)ホリデー、(カワイ・)レナードもいる…。


--ベテランが多い傾向はありますね


確かにベテランが多いですね。


メンバーは凄いじゃないですか。でもアメリカが金メダル確実か?と言われたら絶対に確実とは言えない。本当にほかの国も凄いですから。


メンバーは確かに凄いんですけど、代表で勝てるか?絶対に金が取れるか?と言われれば、言い切れない状況ですね。どうメンバーを回すかが大事ですよね。


--田中さんはNBAをご覧になっていて、この選手が凄いからこの国強いかもしれないチームはありますか?


今シーズンのプレーオフを見ていて(ルカ・)ドンチッチの凄さを改めて感じています。えげつないと思いますし、日本の対戦国としてはウェンビー(ビクター・ウェンビヤマ)がいるフランスが楽しみです。


ほかにはドイツも楽しみですし、ヨーロッパのチームは優秀ですよね。カナダももちろん楽しみですけど、ヨーロッパのチームが強いのかなと思います。


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摄影/永田圭