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FIFAワールドカップのアジア最終予選で2連勝!厳しい環境でバーレーンに5-0の勝利を飾る

2024年9月11日にバーレーン・ナショナル・スタジアムにて行われたFIFAワールドカップ・アジア最終予選。日本はバーレーン戦を5-0で下し、2連勝を達成した。実況とインタビューをダイジェスト版でお届けする。※トップ画像出典/Getty Images

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苦しい展開から大量得点へ。ワールドカップ出場に向けスタートダッシュ

アウェイでの観客の雰囲気に加え、暑くて厳しい日本と違う気候との戦いに苦戦した一面も垣間見えた一戦だった。スタメンは、最終予選の初陣で中国代表相手に7-0の快勝を収めたメンバーから1人変更。久保建英に代わり鎌田大地がシャドーのポジションに入った。中国代表戦と同様に3-4-2-1の布陣を採用し2連勝を狙う。

前半は立ち上がりから一進一退の攻防の難しい時間が続いた。前半開始34分にポケットに侵入した鎌田の折り返しが相手DFの手に当たりPKを獲得。現地サポーターによるレーザーポインターを浴びながらも上田綺世がPKで先制点を獲得し、1点リードで後半戦へ。後半戦は、堂安律から伊東純也へバトンタッチし、中盤の一角の守田英正を高い位置でプレーさせる戦い方にシフトした。交代後すぐに右からのクロスを収めた上田が右足を振り抜き、追加点を奪い取る。2点のリードを奪った日本は余裕を持ってボールを回し、鎌田や伊東がゴールに迫る。そして61分、上田とのワンツーから抜け出した守田が3点目を奪取。64分には左からの三笘薫のクロスを再び守田が決めて、4-0に。

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来源/盖蒂图片社

後半20分までに4点のリードを得て試合を運び、81分、ボックス左で久保からのパスを受けた中村敬斗が、強引に縦へ仕掛けて左足を振り抜くと、ここはGKに阻まれたこぼれ球を小川航基が押し込んで、ダメ押しの5点目を決めた。

森保監督「苦しい環境からの粘り強さを発揮」

5-0と快勝を収めた日本は前節に続く大勝。8大会連続のワールドカップ出場に向けて、スタートダッシュに成功した。試合後、選手たちと森保監督がその勝因を振り返る。

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来源/盖蒂图片社

上田は前回の試合でシュートを打てなかったことを踏まえ、本試合が自分にとってのチャンスであると感じていたという。「チームとしても狙ったことができたのではないか。今日の試合は結果としては大差で圧勝になったけれど、前半の入りもそうでしたし、環境も含めて難しいゲームでした」と述べ、冷静に試合全体を分析した。一方、鎌田は「前半の内容が重要だった」と語り、最終予選におけるアウェイゲームの厳しさを認識していた。「多くの選手が前回で経験したと思うので、この試合でいかすことができたのがよかった」と振り返り、チームのモチベーションやポジション争いの良い影響についても言及した。

守田は、前半の難しい展開を振り返りながらも後半で修正できた点を強調。「前半45分テンポが出ずにボールを持たせられている感覚だったり、イージーなミスからカウンターをくらったりしてしまったことがあったけれど、相手の体力から逆算して高いショットからできたので後半はダイナミックにできた」とコメント。また、暑い気候やアウェイでの厳しい状況にもかかわらず、試合をうまく運べたことを評価した。森保監督は「相手はホームのサポーターの後押しなどの利点を活かしてきたと思います。そこで難しい状況の中、選手たちが粘り強く戦ってくれたおかげで得点とペースを握ることができたと思います」と、選手たちが見せた粘り強さを称賛。体力的な厳しさが試合の後半に影響を及ぼし、相手の集中力が途切れたところで勝利を確実にしたと分析した。

『バーレーン vs 日本 : グループC 第2節』FIFAワールドカップのアジア最終予選 バーレーン vs 日本
配信日:2024年9月11日

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