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エムバペ移籍も3連勝!強豪クラブとの激闘を制し、リヴァプール戦が勝負の分かれ道ーパリ・サンジェルマンFCの展望

昨年リーグ・アン1位でCLへの出場権を獲得したパリ・サンジェルマン。昨期までエースとして君臨していたFWエムバペがレアル・マドリードに移籍してしまったものの、FWデンベレの安定した活躍もあり、今シーズンも2位のオリンピック・マルセイユに勝ち点差10を付けて首位を独走中だ。しかしCLの1次リーグでは、アーセナルFC、アトレティコ・マドリード、FCバイエルン・ミュンヘンに敗戦。精彩を欠くマンチェスター・シティFCに勝利を収めたものの、数少ない“格上”を相手にした際の弱さを露呈し、プレーオフに回る結果になったのは不本意だろう。しかしそれでも、チームがスター軍団であることは変わらない。去年の準々決勝進出以上の成績を目指したいところだが、果たしてどうなるか。※イラスト/vaguely

图标kinggear图标KING GEAR编集部 | 2025/02/27

調子を上げてきたフランス王者が決勝トーナメント初戦で大一番に挑む

1次リーグ初戦のジローナFC戦では22本のシュートを放って相手を一蹴したものの、続くアーセナルFC戦では2-0の完封負け、PSVアイントホーフェン戦は1-1のドロー、そしてアトレティコ・マドリード戦では後半アディショナルの失点による逆転負け、さらにはボール支配率でもシュート数でも相手に上回れて負けたバイエルン・ミュンヘン戦と、開幕5戦で1勝3敗1分という結果で調子が上がらなかったパリ・サンジェルマンFC。それでもザルツブルグに勝利して決勝トーナメント進出に望みをつなげると、迎えたマンチェスター・シティFCとの大一番では2点をひっくり返す逆転劇を演じて見せた。勢いそのままに次節でFWウスマヌ・デンベレのハットトリックなどで難敵シュトゥットガルトを4-1で下し、1次リーグ15位でプレーオフの出場権を獲得している。プレーオフの相手は同じリーガ・アンのスタッド・ブレスト29。同国リーグでは無敵と言っていい内弁慶ぶりはCLの舞台でも発揮され、2試合トータル10-0という衝撃のスコアでベスト16入りを決めた。

▼2024-2025UEFAチャンピオンズリーグ1次リーグ成績

4勝1分3敗/14得点9失点/勝ち点13

2025年シーズン予想フォーメーション

攻撃時の基本フォーメーションは4-3-3。GKはイタリア代表のジャンルイジ・ドンナルンマ。CBは、エクアドル代表のDFウィリアム・パチョとブラジル代表DFマルキーニョス。SBは、右がモロッコの至宝DFアクラフ・ハキミ、左がポルトガル代表のDFヌーノ・メンデスが陣取る。中盤は、ポルトガル代表MFヴィティーニャことヴィトール・フェレイラ、同じくポルトガル代表MFジョアン・ネヴィス、スペイン代表MFファビアン・ルイスという布陣。最前線の3人は、中央にリーグ・アン得点ランクトップのフランス代表FWウスマヌ・デンベレを筆頭に、右にFWデジレ・ドゥエ、左にFWブラッドリー・バルコラが入る。なお、FWデンベレをサイドで起用し、中央にFWドゥエの配置を採用することもある。

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イラスト/vaguely

決勝トーナメントの展望ーエムバペ抜けた穴を乗り越え、リヴァプールとのビッグマッチがカギに

リーグランクに勝る各国の強豪クラブと渡り合うには、FWキリアン・エムバペが抜けた穴が埋まり切れていないことを実感することになった1次リーグ序盤。しかし、怒涛の3連勝でプレーオフに進出し、衝撃的なスコアでプレーオフを制したことが、彼らの現在の勢いを物語っているだろう。決勝トーナメントは、リヴァプールFC、アーセナルFC、レアル・マドリードなど、屈指の強豪と同じブロックに。しかも初戦の相手はリーグフェーズ1位で、プレミアリーグでも隙のない戦いぶりを見せているリヴァプールだ。大会きってのこのビッグマッチを制することができれば、その後の快進撃に大きな追い風を作ることができるはずだ。

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