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伊東純也、世界を駆け抜ける「イナズマ純也」の下地を作った柏レイソル時代と欧州&日本代表の記録

「黄金世代」と評されるサッカー日本代表。多くの選手がヨーロッパの名門クラブで活躍している。しかし、スター選手たちの原点をさかのぼると、多くがJリーグで才能を開花させ、プロとしての第一歩を踏み出している。配信コンテンツ「DAZN」では、選手たちのJリーグ時代とヨーロッパでの現在のプレーを見比べ、彼らの成長過程を振り返る「Before / After」を配信中。第3回は、フランスのスタッド・ランスでプレーしている伊東純也の「Before」と「After」に迫った。※トップ画像出典/Getty Images

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愛称「イナズマ純也」の命名者は松木安太郎氏

「イナズマ純也」伊東選手の圧倒的なスピードと当時のトレードマークだった金髪を「稲妻(イナズマ)」に例えた愛称だ。2022年2月のW杯アジア最終予選サウジアラビア戦で、解説者の元日本代表・松木安太郎氏が考案し、その後広く知られるようになった。いまや伊東選手の代名詞として定着し、ファンやメディアに広く親しまれている「イナズマ純也」の原点=「Before」は、Jリーグ時代。特に柏レイソルでのキャリアにある。

2016年、甲府から柏レイソルに移籍しさらなる飛躍

伊東選手は、1993年3月9日生まれ、神奈川県横須賀市出身。サッカーキャリアは、地元の鴨居SCから始まった。その後、横須賀シーガルズを経て、神奈川県立逗葉高校でプレー。卒業後は神奈川大学に進学し、2014年9月にヴァンフォーレ甲府の特別指定選手となった。2015年3月14日、名古屋グランパス戦でJリーグデビューした伊東選手。同年5月2日、鹿島アントラーズ戦でJリーグ初得点を記録している。甲府では1年間プレーし、30試合で4得点を挙げた。

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来源/盖蒂图片社

さらなる飛躍を遂げたのは、2016年に移籍した柏レイソルから。3シーズンのプレーで計101試合に出場し、19得点を挙げている。番組では、レイソル時代の伊東選手が絡むゴール映像を紹介。スピードを活かしたドリブル突破からのゴールや、的確なポジショニングからのタッチライン際での得点、また両足を使える特徴を活かし、カットインからの巧みなシュートやGKの裏をかくループシュートを振り返る。

海外挑戦で磨かれたチャンスメイキング能力と多彩な得点パターン

2019年2月、伊東選手はベルギーのKRCヘンクに期限付きで移籍、2020年6月に完全移籍した。ベルギーでは120試合に出場し、27得点38アシスト。 ヘンクでの活躍が認められ、2022年7月にフランスのリーグ・アン(Ligue 1)に在籍するクラブ、スタッド・ランスに移籍した。番組では、リーグ・アンでの伊東の初ゴールを紹介。ゴール前へのクロスに合わせ強烈なヘディングシュートをゴール左隅に叩き込んだ。

「After」の伊東選手は、自身のプレーでチャンスメイクするだけではない。さらに決定力も増強した。フランスでの伊東選手のプレースタイルは、Jリーグ時代の長所を活かしつつ、より洗練された。スピードと技術を活かしたドリブル突破は健在だが、チャンスメイキング能力がさらに向上し、アシスト数の増加につながっているようだ。ゴールへの嗅覚も鋭くなり、多彩な得点パターンを身につけている。

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来源/盖蒂图片社

日本代表に復帰弾「結果にこだわっていたのでゴールできて良かった」

日本代表としても重要な存在となっている伊東選手。クラブでの経験を活かし、スピードと技術を武器に相手ディフェンスを翻弄し、的確なクロスやパスでチャンスを演出する。いまや日本代表の攻撃の要だ。番組では代表での数々のゴールシーンも紹介。伊東は一時、代表から遠ざかっていたものの2024年9月に復帰。W杯アジア最終予選の中国戦で5点目のゴールを決め、チームメイトの久保建英選手らと抱き合う。ベンチでは三苫薫選手や堂安律選手らが歓喜するシーンも。伊東選手は「結果にこだわっていたのでゴールできて良かった。応援してくださっている方々の声は届きましたし、力になった」とコメントした。 


DAZN『Before / After』

タイトル:#3 伊東純也 ~イナズマ純也爆誕~
配信日:2024年12月9日(月)全10回を一挙配信
内容:日本代表選手のJリーグ時代のプレーと現在のプレーを比較し、その進化を振り返る

※記事内の情報は配信時点の情報です